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対談者 東京国際学園 学園長 荒井 裕司 氏

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のびのび、ゆっくり、そして楽しく学べる学校、元気になれる学校を目指します!


私達の学校はオルタナティブスクール(今の学校とは違ったもう一つの別な学校)
といわれています。これは私達の誇りでもあるのです。一言で言えば「生徒のみなさんの
ニーズや気持ちに応えることを第一番の目標としている学校」です。


第7回目の対談は、子供達の目線で、真正面から教育と向き合っておられる荒井裕司学園長です。
その活動は学校経営から海外ボランティア、診療所の経営まで多岐に亘ります。
その荒井先生の多くの活動を通して見える、これからの日本の課題についてせまります。


鳥澤会長 本日は、荒井学園長が手掛けられている事業や学校、そして教育論を中心にお聞かせ願いたいと思います。よろしくお願い致します。

荒井学園長 よろしくお願い致します。

鳥澤会長 早速ですが、荒井学園長が手掛けられている事業についてお聞かせください。

荒井学園長 通信制の高等学校「さくら国際高等学校」を2006年に設立いたしました。広域制なので、全国に学習センターがあります。それとその基になっている「東京国際学園高等部」、中野にある「翔和学園 」という発達障害者向けの学校や「遼寧中医薬大学附属日本中医薬学院」という中医薬学の学校の運営に携わっております。

鳥澤会長すばらしいですね!

荒井学園長 いえいえ。不登校やひきこもりの子どものための学校は20年ほど前につくりました。「学校に行かないのでどうしよう」という親御さんからの相談が多くなり、高校に入ったけれど行けなくなってしまった子どもたちを受け入れました。わたしどもは、子どもたちが安心して通って来られる学校をつくらなければならなかったのです。18年前に東京国際学園高等部ができました。

鳥澤会長 すばらしいことですよ!ところで、その教育のシステムは、どのようになっているのでしょうか?

荒井学園長 設立当初は高校卒業の資格はどうでもいいという子どももいたのですが、やっぱり必要だと考えるようになりました。

鳥澤会長 ええ。普通に考えますと、そのように思えますよね。

荒井学園長 はい。でもほとんど勉強できない子どもばかり。小学生のあたりからとことんやりました。指導要綱なんて全く無視したものです。でもそれが、一人ひとりの自信ややる気につながっていったのです。ペースをうまくつくってやって、その子なりのコミュニケーションも大事に育てました。

鳥澤会長 ええ。そうしたら?

荒井学園長 元気になってきたら、他人のために何か役立つ事をしたいという気持ちが湧いてくるようになりました。

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人と人、家族の絆の強さを感じる

ラオスに昔の日本のような姿を見る。お互いが根底で、信頼しあい、助け合い、支えあって生きる姿。

いろいろなところでバザーをしたり、文化祭の模擬店での売り上げを貯めて、アジアで一番貧しい国に学校を建てようと考えました。一番不足しているラオスということになりました。最初の学校を作るのに4~5年かかりました。一校目ができないとなかなか実感が湧いてこない。最初の完成で盛り上がってきました。

鳥澤会長 なるほど。

電気もガスも水道もない生活
の中で、目をキラキラさせなが
ら、楽しそうに生きている。


荒井学園長 350万円を貯めるというのは大変でしたが、ラオスを訪問してみて、その必要性をイヤというほど感じて帰ってきました。

鳥澤会長 カルチャーショックというか、感じることも大きかったんでしょうね。

荒井学園長 はい。天と地がひっくり返るほどだったと思います。地元の子どもたちは、電気もガスもシャワーもゲームもない中で、とても楽しそうに生きていることを知るのです。目がキラキラ輝いているのを見て自分たちと比較する訳です。

鳥澤会長 大事なことですね。

荒井学園長 TVゲーム漬けの生活、何でも揃っている食生活。でもラオスのような人と人、家族の絆の強さが薄れていることを知ります。

鳥澤会長 一番欠けていることに気づくわけですね。

荒井学園長 そうです。同じようにケンカもするし、ふざけ合いもするけど、根底では信頼し合い、認め合っている。家族も、村も、地域が一つになって支え合っているんです。昔の日本のような生活です。民度が高いといえます。

鳥澤会長 まさに実践教育ですよね。ラオスの子どもたちのために学校を建てる活動が、実は日本の子どもたちが学ばせてもらうことになる・・・。

荒井学園長 その通りです。私の友人がヨーロッパに沢山いるのですが、よく「あなたの国はどうなっているの?」という事を聞かれます。

鳥澤会長 「どうなっているの?」というのは、どういうことですか?

荒井学園長 昨今、日本で起きている事件がありますよね?例えば、家族同士で傷つけあったり、狂暴な事件など。日本で起こっている事件は全部、海外に流れているんです。それで、海外に住んでいる日本人は、諸外国において非常に苦労するらしいです。

鳥澤会長 憂慮しますね。

荒井学園長 はい。「なんとかしてくれ
!」という切実な声も聞きます。

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アトピーの子供たちを救いたい

学校に来られないアトピーの子供が漢方で改善。
「遼寧中医薬大学付属 日本中医薬学院」の設立。


これについては、個人では何ともし難く、国策をもって対処してもらいたい問題です。ただ、一つの解決策として、子供達が人との交流の場を持つことで、このような事件が起きないようになるのではないかと思い、設立した「さくら国際高等学校」では、学校の中にNpО法人局の事務所が5つぐらいあって、地域の清掃や運動会、お祭りなどにも参加させてもらっているんですよ。

鳥澤会長 人間関係が希薄になりつつある昨今で、このようなことをされるのは本当に素晴らしいことだと思います。それ以外にも何かされているんですか?

荒井学園長 「遼寧中医薬大学附属日本中医薬学院」の理事長をしております。なぜこれを設立したかといいますと、普段、顔を見せない子どもに会いに行ったことがありました。そこには、アトピーで顔がボロボロで学校に通えなくなったお子さんがいたんです。しかし、そのお子さんが漢方を処方してもらったら改善したんですよ。紆余曲折ありましたが、良くなったんです。肌もスベスベになりました。こんな素晴らしい治療法が日本にはまだなかったのかということで直接中国に行ってかけあいました。そこで、学校の設立に結びつきました。

鳥澤会長 荒井学園長は、日本で一番不足している教育の根本に関わっておられるという感じが致しますね。

荒井学園長 ありがとうございます。

鳥澤会長 ところで荒井学園長は、日本の教育において、何が一番不足していると思われているのですか?

荒井学園長 日本は、国が決めたルールに従った教育なんですね。国からお金が出ているので当然かもしれないですが、主体が国にあって子供たちに置かれていないと感じます。

鳥澤会長 子供たちの視点に立っていない構造になっていますよね。確かに。
荒井学園長 あと、そうですね。アフリカの諺ですが「お年寄りが一人亡くなると、図書館が一つ消える」というものがありますが、お年寄りは知恵の宝庫なんですよね。しかし、日本ではお年寄りをはじめとするいろいろな人との関わりが減少していると思います。これを組み立て直さないといけないと思います。

鳥澤会長 そうですよね。荒井学園長のところでは、その入り口から出口までを行うのですが受け入れる側の問題もまだありますよね?

荒井学園長 そうですよね。ですから、みんなで見直さないといけないんです。みんなでボタンをかけ直さないといけないんです。

鳥澤会長 現在の社会でズレていることがあるとしたらどういった事だと思われますか?

荒井学園長 そうですね。わたしたちの子供たちって非常にナイーブで素直で真面目な子達ばっかりで・・・。だからこそ、学校にいけなくなってしまうんですね。しかも、人と関わりあうときに遠慮してしまうことが多くなってしまうんです。それと、わたしたちは、嫌なテレビのニュースを聞いても適当に聞き流せるのですが、子供たちは違うんです。まともに聞いてしまう。まともにその言葉を受けて傷ついてしまうことが多い。例えば「夢は何?」と聞かれて「バスが好きだからバスの運転手になりたい!」と答えたら「夢がないのね」と言われて、それだけのことですが、自分の全てを否定されたような気になって「死にたい」と口にする様な子供もいるんです。

鳥澤会長 うーん、そうなんですね。

荒井学園長 日本って先進国ですが、幸せ度は世界基準でみると90位なんだそうです。

鳥澤会長 90位!?ずいぶんと低いんですね。

笑うことは人が咲くこと。自分
にとって一番嬉しい気持ちになれ
ることを仕事にしていく。


荒井学園長 ちょっとさみしいですよ。

鳥澤会長 そうすると、これからの時代はどのように生きていくべきなんでしょうね?

荒井学園長 自分にとって「一番嬉しい気持ちになれること」を仕事にしていくことではないでしょうか?人に何かをしてあげるという重い内容ではなくても、人が喜んでくれると自分も嬉しくなったりしますよね。そういう笑顔を作りだせるようなことが出来たら良いですよね。

鳥澤会長 その通りです。

荒井学園長 大好きな言葉があるんです。「笑うことは人が咲くこと」この言葉を、わたしの座右の銘にしております。

鳥澤会長 素敵な言葉ですね。わたしも何かで読んで心に残っている言葉に、こんな言葉があるんです。「自分を笑うことができたら最高だ」自分を笑うことができるっていうことは自分を冷静にみることが出来ているっていうことらしいんです。

荒井学園長 なるほど。それは、わたしも初めて聞きました。

鳥澤会長 荒井先生のおっしゃる「笑う」は自己を意識しなくても、喜びによって自然に溢れ出す『 笑顔 』。わたしの言う「笑う」は、自己を意識し客観視して、自分自身を笑い飛ばす『 笑顔 』です。その両方が出来たら、どれほど素晴らしいことかと思いますね。

荒井学園長 そうですね。

鳥澤会長 はい。今日は、本当に良いお話を聞くことが出来ました。充実した時間を過ごすことが出来ました。本当にありがとうございました。これからもよろしくお願い致します。

荒井学園長 こちらこそ。

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♦荒井裕司学園長の著書のご紹介



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( 平成二十一年 十一月 十六日 対談) 

代々木 東京国際学園高等部にて )
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プロフィール

鳥澤 悟道

Author:鳥澤 悟道
株式会社リヴァイヴ
代表取締役 鳥澤 哲男

●東洋カイロプラクティック
 専門学院 学院長
●東洋カイロプラクティック
 直営療術センター 総院長
●東洋カイロプラクティック師
 協会 会長
●予防医学推進 悟道会 会長
●健康アナリスト
●上海中医薬大学気功研究所
 修了
●臨床催眠療法師

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