FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

鳥澤哲男が すべての人に伝えたいこと 悟道塾 総集編

日々の研究で知りえた
成果を形にしたのが東洋整体術です


鳥澤 哲男

私が現在の仕事を始めてから、35年が過ぎました。この仕事に目覚めたきっかけは、密かに思い描いていた『俳優』から『演出家』になることでした。恥ずかしいことですが、今思えば夢のような話です。しかし、そのことが私の将来を左右するような方向転換の場を与えてくれることになったのですから、人生というのは本当に予測不可能だということができます。
 
価値観を本能で捉えた瞬間

 あれは、私が調布にあったN俳優研究所の研究生だった時です。ある日、T・T氏が来所して数名の俳優に「催眠術」をかけ、思いのままに操るのを目の当たりにしました。私は驚嘆し、生まれながらの宿命であったのでしょうか、その一件が閃光を受けるがの如く私の脳裏に深く刻み込まれてしまいました。そして、私自身の思いとあいまって、私の心は「医療催眠」に傾いていきました。それはあたかも、自分にとっての価値観を本能で捉えたかのような感じでした。その後、勉強のために買った本の著者へ、弟子入りを果たすことになります。
 その先生は、高峰三枝子さんが担当していたテレビ番組「3時のあなた」の中のあるコーナーで名を上げた方で、過緊張の緩和や偏食の改善、悪癖矯正(飲酒・喫煙など)、集中力強化、自律神経の調整、更年期障害の緩和…等々を催眠療法によって改善するということでした。しかし、その師匠はしばらくして他界。24歳の私は行き場を失ってしまいましたが、ある先輩が自分の「催眠研究所」を事情があるのでしばらく私に任せたいと言ってきたのです。若くて経験も少なく、自信がないので断ったのですが、結局は押し切られ、その「催眠研究所」を私が引き継ぐことになりました。もちろん猛勉強しなくてはやっていけません。

精神面の強化と同時に身体へのアプローチが必要不可欠

 明けても暮れても、研究に没頭していたことを、今でもつい昨日のことのように思い出します。責任の重さでうつ状態のようになったりしながら奮闘を続けましたが、さらなる思いが高まり、精神面の強化と同時に身体面へのアプローチが必要不可欠であると確信した私は「催眠研究所」を整理して、最終的に現在の「整体術」にたどり着きました。
現在でも研修、研究の日々です。漢方医学、中国研修、気功や風水学、陰陽占術等々の深淵に驚嘆しながら終わりのない研究がいまだ続いています。
 
様々な疾患で悩む患者様のために東洋整体術を普及する

 そこで、これまでに私が知りえた「東洋整体術」の極致をどうしても皆様に伝えたいという思いに至りました。私の長期に亘る研究で知り得た成果である、運動や栄養、メンタルケア、サプリメント、生活指導などあらゆる方法を駆使したもので、「東洋整体術」から見た難病や奇病も含め、皆様が日ごろから問題として抱えるほぼ全ての症状にアプローチできるものと自負しております。
 また、この機会に私の思いをお伝えいたしたく、『とうようライフ健僚』の中で綴ってきた「悟道塾」をここにまとめてみました。
スポンサーサイト

コラム 対談のすすめ  北原 保

日常の会話の中に、埋もれてしまっている
本当の自分の『言葉』があるはずです。


kitahara.jpg
プロフィール
北原 保
大手化粧品メーカーに38年勤務。
人の美しさや溌刺とした印象は、心身の健やかさ、そして輝くような笑顔から生まれると確信。
自らの理想の健康感を実現させるべく、東洋整体術・東洋カイロプラクティック専門学院へ入学。
卒業後江東区東陽町に整体院を開業。




 改めて8回に及ぶ対談を読んだ感想はいかがだったでしょうか。連載とは違って、比較しながら読んだり、何度も読み返してみたりすると、以前には気づかなかった言葉の陰にあるメッセージまで伝わってくるはずです。

kitahara3.jpg

当事者として参加することの大切さを説く枝野幸雄衆議院議員、様々な分野の連携を考える深野博志歯科医師、地域医療を重視する長岡信吉医師、誠実さをポリシーとする小林禮次郎化粧品メーカー相談役、最先端の治療に携わる亀井明医師、飼い主の立場まで考えた治療を実践する重本仁獣医師、自分が一番嬉しい気持ちになれる仕事として教育を選んだ荒井裕司フリースクール学園長、よい習慣は人生をも変えるという信念で企業経営にあたる兒玉圭司かつらメーカー社長。それぞれの専門分野で長い経験と深い見識を持つ8名の方々に対して、鳥澤哲男会長は絶妙な会話で先達たちの『ことば』を引き出しています。前書きでも述べましたが、この『ことば』の中から一つでも二つでも皆さん自身にとって役立つことを見出して頂けたら、この対談集をまとめた意味があるものと考えます。そして皆さんにぜひおすすめしたいことは皆さん自身も『対談』をしてみていただきたいということです。

kitahara2.jpg


普段から家族や友人、職場の上司や同僚、整体術に携わっている方なら患者様と、『ことば』を使って話をしているはずです。しかし、それはあくまでも会話であって、特別に印象深い内容でなければ日常の生活に埋もれていってしまう『ことば』です。そのような日常会話とは別に、一つのテーマを決めて、それについて誰かと対談してみてください。お客様でも、友人でもいいかも知れません。それをテープにとって聞き直してみてください。対談の難しさを感じることでしょう。また、何度かそのような経験を重ねると自分だけの『ことば』が持てるようになります。今回の鳥澤哲男会長と8名の方との対談がいかに深いものであったかも理解できるようになると思います。

kitahara4.jpg

対談者 スベンソン 代表取締役 兒玉 圭司 氏

感動の輪を広げる

kodama1.jpg


スヴェンソンが大切にしていること・・・
それはお客様との「心のコミュニケーション」です。


多種多様な製品・サービスにより毛髪業界が活発化する中、お客様からの品質・サービスに対するご要望は高まりつつあると推察いたしております。
そのお客様の期待を超えるご満足を提供させていただくのが私たちの目標です。


第8回目の対談はドイツ生まれの老舗かつらメーカー、株式会社スヴェンソンの兒玉圭司社長です。スヴェンソンとの出会いから、「美と健康」にまつわるお話しを伺います。

スベンソン公式HP

kodama2.jpg

鳥澤会長 本日は、よろしくお願いいたします。まず、株式会社スヴェンソン設立についてお聞かせ願えますか。

兒玉社長 前の会社はエレベーターや立体駐車場の会社で、兄が社長で私が副社長でした。その会社が健全なうちに新しい事業を始めたいと考えていたんです。

鳥澤会長 なるほど、別事業を。それは何年前ですか。

兒玉社長 26年前の話で、コンピュータや外食産業、住宅産業が流行しはじめた時期だったんです。私は中でもコンピュータ関係をしたかったんです。ところが、卓球を通じた友人で、ドイツのドクターファウベル氏という方なのですが、ウェラ化粧品の初代代表取締役で在日ドイツの商工会議所副会頭をしていた彼が、ドイツの企業をいろいろと紹介してきたんです。

鳥澤会長 そうなんですか。

兒玉社長 そのうちの一つにスヴェンソンがありまして、僕は始めは興味がまったくなかったんです。

鳥澤会長 畑違いですからね。

兒玉社長 当時エレベーターを売っていた私が、「かつら」って言われてもね。

鳥澤会長 180度違いますものね。

兒玉社長 ところが、メリンガー氏という社長を連れてきて、熱心に勧めるんです。本当に毎日のようにメリンガー氏は私のところに来ました。

鳥澤会長 情熱なんでしょうかね。

兒玉社長 「こんなにもエキゾチックで、素晴らしい仕事は無い。蒸れない、ずれない、外れない。24時間つけっぱなしでOK。自分で洗髪できて水泳も出来る!」というんです。

鳥澤会長 それは凄いですね。

潜在需要の大きなマーケット。
そしてドイツでの利用者への市場調査から
本物商品と確信。


兒玉社長 はじめのうちは眉唾物だと思ったのですが、あまりにも熱心に勧めるものですから市場調査をしたんです。半年かけて専門家に調査していただいたのですが、大きなマーケットで、潜在需要がすごいし、先行の大手2社もあったのですが、お客様にまだ満足をしてもらえていないという調査結果がきました。それでびっくりして、すぐドイツに飛んだわけです。メンテナンスの現場を見たり、工場を見たり、20年くらい愛用なさってるお客様にインタビューをしたりして。そしてこれは本物だ!と思ったんです。ドイツのお客様もこんなすばらしいものはないと、すごく喜んでいるんですよ。

鳥澤会長 現地での評判が高かったのですね。

兒玉社長 そうなんです。それで、日本でも絶対成功しますよ!と言って、お客様が私に勧めてくれるような感じで。

鳥澤会長 まわりの方が。

兒玉社長 それで私もその場で決心して、すぐ契約したわけです。

鳥澤会長 なるほど。

兒玉社長 それがきっかけです。

鳥澤会長 そういうきっかけは降って湧いてくるわけではないですからね。なにか縁のようなものを感じますね。

兒玉社長 そうですね。やっぱり人脈ですかね。ドクターファウベル氏と人間関係があったからこそ、このような話が舞い込んできたわけで、私はもともと人間関係をものすごく大事にして生きてきましたから。

鳥澤会長 それは単に紹介するということじゃなくて『信頼できる人を』ということだったんでしょうね。

兒玉社長 まあ、そうかもしれませんね。

鳥澤会長 スヴェンソンという会社は、ドイツでも同じスヴェンソン?

兒玉社長 そうです。日本への進出は、世界で26番目だったんですね。

兒玉社長 彼らは1984年の2月に日本に進出したのですが、2ヶ月に1回くらいしか来られないからアフターサービスが行き届かないというようなことがあって、日本で信頼できるパートナーを探したいということだったんです。

鳥澤会長 そこで白羽の矢が立ったというわけですね。

鳥澤会長 いろいろ調査した結果、彼らから話しがあって1年半後、1985年の9月に私が100%買い取って、スヴェンソンジャパンということではじめたんです。

鳥澤会長 ドイツのスヴェンソンの会社も、兒玉社長がどういう人物か、事前に調べたんでしょうね。

兒玉社長 それはどうだか、今となっては詳しいことは分かりませんけどね。

鳥澤会長 しかし、話しをするにしろ、信用というものが必要ですものね。

兒玉社長 そうですね。

鳥澤会長 このスヴェンソンという社名には何か意味があるのですか?

兒玉社長 これは北欧のですね、人の名前だったんです。

鳥澤会長 そうなんですか。

兒玉社長 最初はアメリカで、髪が薄くなった自分の奥さんに、普通のかつらじゃなくって、編み込み式のものができないかということで、いろいろ考えてあみ出した方式なんですね。その後、ドイツのグスタフカーリン氏という方がいろいろ研究して、今日の編み込み方式を築き上げたんです。

鳥澤会長 そういう「かつら」は、当時の日本にあったんでしょうか?

兒玉社長 編み込み方式というものはなかったんです。「かつら」はヨーロッパが発祥で、ナポレオンの時代から、高貴な方々が「かつら」をかぶってたんです。

鳥澤会長 おしゃれのためですね。

心と体の健康に「美」は絶対に
かかせないものです。美しいこと
が心に安らぎを与えてくれます。


兒玉社長 もともとはヨーロッパからなんです。ヘアダイとかパーマとか、頭髪に関することは、みんなドイツが発祥なんですね。当然おしゃれもしたいし、それが自分達の健康にも、心の安らぎにもなりますし、やはり心と体の健康には、美は非常に大事なことだと思います。

鳥澤会長 美が大切だということは、もう何百年も前から言われているということは分かる気がします。

兒玉社長 ですから私どもの理念も、美と健康と環境の分野で、世のため人のためにお役に立ち、そういうことによって社会貢献したい!ということなんです。

鳥澤会長 素晴らしい!我々東洋カイロ
プラクティックも世のため人のために頑張り、社会貢献することを理念にしてお
りま強調文す。御社で一番にモットーとしていることをお教えください。

兒玉社長 私どもの行動理念というのは『イキイキ・ワクワク・ありがとう』というんですね。『イキイキ』というのは、生きる希望にあふれ『ワクワク』は夢と感動を共有し『ありがとう』は感謝の心を忘れない。こういう行動理念なんです。


『イキイキ・ワクワク・ありがとう』

長年愛して頂けるものを提供する企業だからこそ、
「 心の持ち方 」を伝えることが私の仕事です。


鳥澤会長 すばらしいですね!

兒玉社長 編み込みという技術は、月に1回床屋さんに行く感覚で、メンテナンスにお客様がいらっしゃるシステムになっています。現在、20年以上毎月通っていただいているお客様が800名くらい、10年以上のお客様が6000名くらいいらっしゃいます。

鳥澤会長 本当に気に入っていらっしゃるんですね。

兒玉社長 ありがたいことです。ですからそこが、心と心といいますかね。

鳥澤会長 つながりが切れないということですものね。

kodama3.jpg


兒玉社長 毎月通っていただいて1時間半、すべて予約なのですが、お客様がうちの社員と接し、スヴェンソンに行くのが楽しみだという気持ちになっていただければありがたいです。

鳥澤会長 そうですね。

兒玉社長 ですから私の仕事は100%と言っていいくらい、社員教育だと思っています。心の持ち方ですね。

鳥澤会長 その社員教育を具体的にお聞かせください。

兒玉社長 年に2回、4月と10月に全社員を集めた研修会があります。終わると全社員から感想文が私にきます。

鳥澤会長 いやまた、しっかりまとめてますね。すばらしい!

兒玉社長 あと1月と7月にボランティア活動をしています。各地域に密着して、病院を訪問し、技術者は患者さんのシャンプーやカットなどします。技術者でないものは、車椅子や点滴台などを一生懸命磨くのです。

鳥澤会長 それは喜ばれますね!

兒玉社長 もうずっと行ってますから、今では患者さんが楽しみに待っいてくれてます。

鳥澤会長 そうでしょうね。

兒玉社長 中にはお金を用意して
、受け取って欲しいと言ってくださる患者さんもいらっしゃいますが、お気持ちだけでとお断りさせて頂いて。何より、喜んでいただいたことで涙を流す社員も沢山いるんです。

鳥澤会長 すばらしい話ですね。

兒玉社長 そうやって喜んでいただけると自分も感動しますし、いかに健康であることがありがたいことかわかります。

鳥澤会長 なかなかできないことですよ。我々も何かできることを考えたいですね。

兒玉社長 この年に4回、研修会もボランティア活動も、社員全員が自分の休日を提供して、行っているんですよ。

鳥澤会長 そうなんですか!でもその意識に至るまでが大変だったでしょうね。

兒玉社長 最初は「なんでボランティアなんてやらなきゃいけないの?」みたいな感じがあったと思うんですよね。でも今はもうみんな楽しみにしています。

鳥澤会長 なかなかできないことです。ボランティアのように人のための活動は素晴らしいものですし、我々も見習いたいものです。ところで、兒玉社長がご自身のためにとられている健康法は何かありますか?

兒玉社長 やっぱり忙しいのがいいんじゃないでしょうか。「趣味は何ですか?」とよく聞かれるのですが、残念ながら仕事なんですよね。

鳥澤会長 仕事で動くことが健康法なんですね。

kodama4.jpg

毎日かかさず行う「 瞑想 」が健康の秘訣。
良いイメージで体の中を充満させ、悪いイメージを
体の中からすべて出す。心の健康こそが体の健康。


兒玉社長 あとは瞑想ですかね。

鳥澤会長 瞑想!ちょっとその瞑想についてお聞かせ願いたいですね。

兒玉社長 もう20年くらい続けていますが、まずお腹を時計回りに100回、反時計回りに50回さすります。これがいいと聞いて毎朝毎晩欠かさずやっています。2、3分しかかかりませんけどね。内臓にはすごくいいです。

鳥澤会長 イメージは?

兒玉社長 私はイメージを持ちながらやっていますが、たださするだけでもいいです。私は自分の手のひらで「気が出た、気が出た」と言いながらイメージしてさすります。それが終わってから瞑想に入ります。瞑想の息を吸うときは、宇宙のエネルギーが体中に入ってきて、丹田に充満したとイメージする。そこで息を止めてまたイメージします。そのイメージはいろんなことですね。自分の健康、家内の健康、社員と家族とお客様の安全と健康、会社の今の目標など。

鳥澤会長 なるほど。

兒玉社長 そして息を吐くときは、体中の老廃物、嫌な思い不安な気持ちがみんな出て行ったと、足の指の先から出て行くイメージで行います。それがだいたい20分くらいです。いろんなことをイメージするものですから結構長いんです。

鳥澤会長 血色がいいですものね。

兒玉社長 瞑想は体にいいと思っています。外国へ行っても、どこへ行っても欠かさず行っています。

鳥澤会長 継続は力なりですよね。

思いが変える運命のサイクル。
よい習慣がすべてを変え、思い
強調文質と量の見極めが大切です


兒玉社長 よい習慣というのは『習慣が変われば性格が変わる。性格が変われば行動が変わる。行動が変われば運が変わる。運が変われば人生が変わる!』よい習慣というものは、ほんとにささいなことでも性格が変わってきます。うちの社員は、ものを頼まれた時でも『ありがとう』と言います。面倒くさいことも、嫌
なこともいっぱいあると思うのですが、よい習慣のおかげだと思います。

鳥澤会長 よい習慣を続けられるということがすばらしいですね。

兒玉社長 今年の書初めは『思いは叶う』という言葉にしました。強い「思い」は叶うよと常に言っているんです。「思い」というのは、ネガティブな思いも「思い」、ポジティブな思いも「思い」なんです。

鳥澤会長 そうですね。

兒玉社長 思いなんて叶わない、と言っている人は、ネガティブな思いが叶ってしまっているということなんです。ネガティブな気持ちが強くてネガティブな結果になってしまっている。

鳥澤会長 なるほど。

兒玉社長 あとは質と量。この「思い」は絶対実現したいと思ったら、他人が見てもすばらしい「思い」なんです。すぐ忘れてしまうような「思い」は軽い質なんです。

鳥澤会長 そうですね。

兒玉社長 これは絶対実現したいとずっと願っていれば行動に現れます。三日坊主とでは実現できる可能性が違います。

鳥澤会長 ずっと強く願っていれば、目の前に通ったときに「パッ」とつかまえられますものね。

兒玉社長 「思い」にもいろいろあることを知らないといけないですね。強い思いは強いのです!

鳥澤会長 今日はすばらしいお話をたくさんありがとうございます。含蓄がありますね。ビシビシ入ってきます。

兒玉社長 こちらこそありがとうございました。

kodama5.jpg

   
( 平成二十二年 一月 十八日 対談
 港区赤坂 スヴェンソン本社 にて )

対談者 東京国際学園 学園長 荒井 裕司 氏

arai1.jpg

のびのび、ゆっくり、そして楽しく学べる学校、元気になれる学校を目指します!


私達の学校はオルタナティブスクール(今の学校とは違ったもう一つの別な学校)
といわれています。これは私達の誇りでもあるのです。一言で言えば「生徒のみなさんの
ニーズや気持ちに応えることを第一番の目標としている学校」です。


第7回目の対談は、子供達の目線で、真正面から教育と向き合っておられる荒井裕司学園長です。
その活動は学校経営から海外ボランティア、診療所の経営まで多岐に亘ります。
その荒井先生の多くの活動を通して見える、これからの日本の課題についてせまります。


鳥澤会長 本日は、荒井学園長が手掛けられている事業や学校、そして教育論を中心にお聞かせ願いたいと思います。よろしくお願い致します。

荒井学園長 よろしくお願い致します。

鳥澤会長 早速ですが、荒井学園長が手掛けられている事業についてお聞かせください。

荒井学園長 通信制の高等学校「さくら国際高等学校」を2006年に設立いたしました。広域制なので、全国に学習センターがあります。それとその基になっている「東京国際学園高等部」、中野にある「翔和学園 」という発達障害者向けの学校や「遼寧中医薬大学附属日本中医薬学院」という中医薬学の学校の運営に携わっております。

鳥澤会長すばらしいですね!

荒井学園長 いえいえ。不登校やひきこもりの子どものための学校は20年ほど前につくりました。「学校に行かないのでどうしよう」という親御さんからの相談が多くなり、高校に入ったけれど行けなくなってしまった子どもたちを受け入れました。わたしどもは、子どもたちが安心して通って来られる学校をつくらなければならなかったのです。18年前に東京国際学園高等部ができました。

鳥澤会長 すばらしいことですよ!ところで、その教育のシステムは、どのようになっているのでしょうか?

荒井学園長 設立当初は高校卒業の資格はどうでもいいという子どももいたのですが、やっぱり必要だと考えるようになりました。

鳥澤会長 ええ。普通に考えますと、そのように思えますよね。

荒井学園長 はい。でもほとんど勉強できない子どもばかり。小学生のあたりからとことんやりました。指導要綱なんて全く無視したものです。でもそれが、一人ひとりの自信ややる気につながっていったのです。ペースをうまくつくってやって、その子なりのコミュニケーションも大事に育てました。

鳥澤会長 ええ。そうしたら?

荒井学園長 元気になってきたら、他人のために何か役立つ事をしたいという気持ちが湧いてくるようになりました。

arai2.jpgarai3.jpgarai4.jpg


人と人、家族の絆の強さを感じる

ラオスに昔の日本のような姿を見る。お互いが根底で、信頼しあい、助け合い、支えあって生きる姿。

いろいろなところでバザーをしたり、文化祭の模擬店での売り上げを貯めて、アジアで一番貧しい国に学校を建てようと考えました。一番不足しているラオスということになりました。最初の学校を作るのに4~5年かかりました。一校目ができないとなかなか実感が湧いてこない。最初の完成で盛り上がってきました。

鳥澤会長 なるほど。

電気もガスも水道もない生活
の中で、目をキラキラさせなが
ら、楽しそうに生きている。


荒井学園長 350万円を貯めるというのは大変でしたが、ラオスを訪問してみて、その必要性をイヤというほど感じて帰ってきました。

鳥澤会長 カルチャーショックというか、感じることも大きかったんでしょうね。

荒井学園長 はい。天と地がひっくり返るほどだったと思います。地元の子どもたちは、電気もガスもシャワーもゲームもない中で、とても楽しそうに生きていることを知るのです。目がキラキラ輝いているのを見て自分たちと比較する訳です。

鳥澤会長 大事なことですね。

荒井学園長 TVゲーム漬けの生活、何でも揃っている食生活。でもラオスのような人と人、家族の絆の強さが薄れていることを知ります。

鳥澤会長 一番欠けていることに気づくわけですね。

荒井学園長 そうです。同じようにケンカもするし、ふざけ合いもするけど、根底では信頼し合い、認め合っている。家族も、村も、地域が一つになって支え合っているんです。昔の日本のような生活です。民度が高いといえます。

鳥澤会長 まさに実践教育ですよね。ラオスの子どもたちのために学校を建てる活動が、実は日本の子どもたちが学ばせてもらうことになる・・・。

荒井学園長 その通りです。私の友人がヨーロッパに沢山いるのですが、よく「あなたの国はどうなっているの?」という事を聞かれます。

鳥澤会長 「どうなっているの?」というのは、どういうことですか?

荒井学園長 昨今、日本で起きている事件がありますよね?例えば、家族同士で傷つけあったり、狂暴な事件など。日本で起こっている事件は全部、海外に流れているんです。それで、海外に住んでいる日本人は、諸外国において非常に苦労するらしいです。

鳥澤会長 憂慮しますね。

荒井学園長 はい。「なんとかしてくれ
!」という切実な声も聞きます。

arai5.jpg


アトピーの子供たちを救いたい

学校に来られないアトピーの子供が漢方で改善。
「遼寧中医薬大学付属 日本中医薬学院」の設立。


これについては、個人では何ともし難く、国策をもって対処してもらいたい問題です。ただ、一つの解決策として、子供達が人との交流の場を持つことで、このような事件が起きないようになるのではないかと思い、設立した「さくら国際高等学校」では、学校の中にNpО法人局の事務所が5つぐらいあって、地域の清掃や運動会、お祭りなどにも参加させてもらっているんですよ。

鳥澤会長 人間関係が希薄になりつつある昨今で、このようなことをされるのは本当に素晴らしいことだと思います。それ以外にも何かされているんですか?

荒井学園長 「遼寧中医薬大学附属日本中医薬学院」の理事長をしております。なぜこれを設立したかといいますと、普段、顔を見せない子どもに会いに行ったことがありました。そこには、アトピーで顔がボロボロで学校に通えなくなったお子さんがいたんです。しかし、そのお子さんが漢方を処方してもらったら改善したんですよ。紆余曲折ありましたが、良くなったんです。肌もスベスベになりました。こんな素晴らしい治療法が日本にはまだなかったのかということで直接中国に行ってかけあいました。そこで、学校の設立に結びつきました。

鳥澤会長 荒井学園長は、日本で一番不足している教育の根本に関わっておられるという感じが致しますね。

荒井学園長 ありがとうございます。

鳥澤会長 ところで荒井学園長は、日本の教育において、何が一番不足していると思われているのですか?

荒井学園長 日本は、国が決めたルールに従った教育なんですね。国からお金が出ているので当然かもしれないですが、主体が国にあって子供たちに置かれていないと感じます。

鳥澤会長 子供たちの視点に立っていない構造になっていますよね。確かに。
荒井学園長 あと、そうですね。アフリカの諺ですが「お年寄りが一人亡くなると、図書館が一つ消える」というものがありますが、お年寄りは知恵の宝庫なんですよね。しかし、日本ではお年寄りをはじめとするいろいろな人との関わりが減少していると思います。これを組み立て直さないといけないと思います。

鳥澤会長 そうですよね。荒井学園長のところでは、その入り口から出口までを行うのですが受け入れる側の問題もまだありますよね?

荒井学園長 そうですよね。ですから、みんなで見直さないといけないんです。みんなでボタンをかけ直さないといけないんです。

鳥澤会長 現在の社会でズレていることがあるとしたらどういった事だと思われますか?

荒井学園長 そうですね。わたしたちの子供たちって非常にナイーブで素直で真面目な子達ばっかりで・・・。だからこそ、学校にいけなくなってしまうんですね。しかも、人と関わりあうときに遠慮してしまうことが多くなってしまうんです。それと、わたしたちは、嫌なテレビのニュースを聞いても適当に聞き流せるのですが、子供たちは違うんです。まともに聞いてしまう。まともにその言葉を受けて傷ついてしまうことが多い。例えば「夢は何?」と聞かれて「バスが好きだからバスの運転手になりたい!」と答えたら「夢がないのね」と言われて、それだけのことですが、自分の全てを否定されたような気になって「死にたい」と口にする様な子供もいるんです。

鳥澤会長 うーん、そうなんですね。

荒井学園長 日本って先進国ですが、幸せ度は世界基準でみると90位なんだそうです。

鳥澤会長 90位!?ずいぶんと低いんですね。

笑うことは人が咲くこと。自分
にとって一番嬉しい気持ちになれ
ることを仕事にしていく。


荒井学園長 ちょっとさみしいですよ。

鳥澤会長 そうすると、これからの時代はどのように生きていくべきなんでしょうね?

荒井学園長 自分にとって「一番嬉しい気持ちになれること」を仕事にしていくことではないでしょうか?人に何かをしてあげるという重い内容ではなくても、人が喜んでくれると自分も嬉しくなったりしますよね。そういう笑顔を作りだせるようなことが出来たら良いですよね。

鳥澤会長 その通りです。

荒井学園長 大好きな言葉があるんです。「笑うことは人が咲くこと」この言葉を、わたしの座右の銘にしております。

鳥澤会長 素敵な言葉ですね。わたしも何かで読んで心に残っている言葉に、こんな言葉があるんです。「自分を笑うことができたら最高だ」自分を笑うことができるっていうことは自分を冷静にみることが出来ているっていうことらしいんです。

荒井学園長 なるほど。それは、わたしも初めて聞きました。

鳥澤会長 荒井先生のおっしゃる「笑う」は自己を意識しなくても、喜びによって自然に溢れ出す『 笑顔 』。わたしの言う「笑う」は、自己を意識し客観視して、自分自身を笑い飛ばす『 笑顔 』です。その両方が出来たら、どれほど素晴らしいことかと思いますね。

荒井学園長 そうですね。

鳥澤会長 はい。今日は、本当に良いお話を聞くことが出来ました。充実した時間を過ごすことが出来ました。本当にありがとうございました。これからもよろしくお願い致します。

荒井学園長 こちらこそ。

arai6.jpg

♦荒井裕司学園長の著書のご紹介



東京国際学園高等部へリンク


( 平成二十一年 十一月 十六日 対談) 

代々木 東京国際学園高等部にて )

対談者 王子ペットクリニック 重本 仁

大切な『家族の一員』の
   健康を守りたいから


pet1.jpg


近年、動物医療はめまぐるしく進歩しています。当院では質の高い医療を常に提供
できるよう努力していきます。家族の一員、伴侶動物達が心身ともに健康に暮らし
ていけるよう、小さな患者さん・飼い主さんにも優しい医療を心掛けています。


pet2.jpg


鳥澤会長 先生は王子に来られてどれくらい経つのですか?

重本院長 そうですね、3年半くらいになります。開院したのは平成18年8月6日です。

鳥澤会長 私の飼っている犬も大変お世話になっていますが、こちらではどのような動物を主に診ておられるのですか?

重本院長 基本的には犬や猫になりますが、フェレットやウサギも診ています。昔はインコなどの鳥もみていましたが、問診だけで2時間掛ることがあるので、現状では診なくなりました。

鳥澤会長 なるほど。犬や猫の病気の原因は、人間と同じなんですか?

重本院長 人間と同じ癌や糖尿病など、たくさんあります。治療法が人間とまったく同じというものもありますし、違う病気もあります。

鳥澤会長 では、犬や猫の現代病にはどういったものがありますか?

重本院長 人間の三大疾患である癌や心臓病、腎臓病は確かに増えてきています。これは動物の種類、あるいは遺伝性と関連があります。

鳥澤会長 雑種の方が病気になりにくいと聞きますけれど。

重本院長 そうですね。ミックス犬の方が罹りにくいです。人間が品種改良で造った種類の犬は病気になりやすいです。しかし、医療技術やフードなどの目覚ましい発展とともに、動物も長生き出来るようになりました。明確に現代病としての位置づけはしていないのですが、やはり老年化によって生活習慣病に似たものが症状として現われてきています。

鳥澤会長 われわれは、整体術で東洋医学的なものを取り入れているのですが、犬猫の治療としても東洋医学を取り入れたりはするのですか?

重本院長 当院でも鍼灸治療は行ないます。特に椎間板ヘルニアなどになってしまい、足が麻痺してしまったワンちゃんにすることが多いです。実際に痛みも緩和されますし、効果は良いと思います。動物専用のものは少ないのですが、漢方薬を使う先生もおります。

鳥澤会長 漢方薬ですか!動物にも使うことがあるんですね。人間の病院で漢方薬を処方する所が増えているように、動物病院でも積極的に処方してくれるようになると面白いですね。ところで、ペットを飼うことで飼い主が主に気をつけないといけない事は何ですか?

pet4.jpg


飼い主さんは彼らのお父さん・お母さん

飼い主さんと獣医師が話し合い、理解・納得して、
共に協力して治療を進めることが最善の治療法。


重本院長 ペットは喋ることが出来ないので、特に日頃の食欲や便や尿の状態を確認することと、毎日、口の中をよく見てあげたり、身体を触ってあげたり、元気や食欲をチェックしてあげてください。異常に気がついたらすぐに動物病院につれて行くことが大切です。

鳥澤会長 私は飼い犬を散歩に連れていくと、感染症がこわいので、外に出さないようにしてしまうのですが、その点はどうなんでしょうか?

重本院長 確かに家の中に居るより、表に出た方が、感染症には罹りやすいと思われますが、ワクチンを打っていれば心配しなくても良いと思います。また、ノミ予防をしていないと、ノミをうつされてしまうこともあるので注意しなければいけません。

鳥澤会長 ノミの心配ですか!犬の病気は本当に心配で、私の犬も重本先生に手術をしてもらって本当に助かりました。先生は手術の経験が相当に豊富だと思うのですが、どれくらいになりますか?

重本院長 そうですね。王子に来る前に、他で手術を任されていました。やはり犬と猫専門の所で、1日4件の手術をすることもありました。子宮の手術や異物を飲み込んでしまったものを除去する手術が多かったように思います。

鳥澤会長 手術の中で一番、難しいと感じる手術は何ですか?

重本院長 現在、門脈シャントっていう手術に着手しております。門脈シャントとは、肝臓に行くべき血液が門脈に出来たシャント血管によって肝臓までいかず、血液を無毒化することが出来なくなってしまう病気です。非常に難しい手術です。特に、高度な麻酔技術も入ってくるので、難しいと感じます。

鳥澤会長 それは非常に難しい技術なんでしょうね。日々進歩する新しい技術を取り入れて、命あるものに対して実践していくということは大変なことですね。

pet5.jpg


重本院長 はい。

鳥澤会長 重本先生の獣医としての信条をお伺いしたいのですが。

重本院長 そうですね。一つ目は、動物の病気を治すだけではなく、飼い主さんが動物と幸せにくらしていくための助けになりたいといつも思っています。病気になったときだけ病気を診て、動物自身や飼い主さんを見ないような治療は絶対にしないようにします。動物の苦痛を和らげてあげるとともに、飼い主さんがどのような治療を望んでいるかということを十分に話し合って、お互いの理解を深めた上で、治療を進めていくことが大切だと思います。二つ目は、初心を忘れずに、心をこめた治療をするということです。どれだけ動物、飼い主さんの立場に立って考えることが出来るか。それを忘れてしまっては良い治療は出来ません。大切なペットの命を、私たち動物病院に預けてくれていることを真摯に受け止め、全力で治療に臨んでいます。そうすることで、ようやく飼い主さんと動物病院との信頼関係が築かれていくと思われます。三つ目は、いつでも向上心を持って勉強を続けるということです。医療は目まぐるしく進歩しています。獣医療の世界も例外ではありません。生涯、勉強をしていくものだと思い、常に新しい情報を入れるようにしています。うちのスタッフ達も、治療に関しての情報を新しくアップデートするようにしています。またディスカッションを繰り返したりして勉強を身につけるようにしております。日々の勉強の積み重ねにより、飼い主さんにも良い治療法を提示出来るようになると思われます。

鳥澤会長 こちらの先生方の姿勢、熱意がお世話になっている我々の側に充分伝わっています。先生の三つの信条は、我々整体術師にも常に求められていることです。直営の療術センターに通って来られる患者様たちに伝えることが出来ているか、今日のお話を基に、各療術センターの院長達に問いかけてみたいと思います。では最後になりますが、先生にとって獣医とは何でしょうか?

元気でいて欲しいと願う気持ち
と、動物自身の病気の治療。両方
に応えられる獣医師を目指して。


重本院長 一般には獣医師とは、犬や猫など動物に対して診療行為を行なう者を指しますが、実際はそれだけでは言い表すことは出来ません。動物たちは、当然ですが一人で病院に来ることは出来ません。必ず、その子を元気にしてあげたい、あるいは、いつまでも元気でいて欲しいと願う『人』と一緒に来院します。病気を治すのはもちろんのこと、連れて来てくれた飼い主さんにも満足していただき、幸せにするということが私達、獣医師の仕事だと思っています。そういうことが一番に喜ばれることでもありますし、僕らの目指すところでもあるのではないかと感じています。当然に、治療がメインになることは否めないのですが、最新治療とはいっても良い治療とは限らないのも事実だと思います。

鳥澤会長 そのように考えていただいていることは、我々飼い主にとって、本当にありがたいことです。飼い主側も自分たちの気持ちを伝えることが出来るように心掛けておかなければなりませんね。飼い主にとっては偶然を超越した何かの縁がないと、なかなか良い先生には巡り逢えないと思いますので、私は本当に良かったと思います。これからも宜しくお願い致します。今日は、このような時間を設けていただきまして、ありがとうございました。

重本院長 こちらこそ、ありがとうございました。

pet7.jpg




( 平成二十一年 七月 三十日 対談 王子ペットクリニックにて )

対談者 癌研有明病院 肝胆膵 担当部長 亀井 明 医師

未来を担う理想の病院を目指す


kamei.jpg

癌研有明病院は日本で最初に出来た
がん専門病院です。


第5回目の対談は、癌研有明病院の亀井 明先生です。

ganken.jpg

70年前、日本唯一のがん専門病院として29床で発足したこの病院は、
いまや700床の充実した内容を誇る近代的な病院です。
最も先進的ながんの臨床研究を推進する現場で活躍されている、
亀井先生にせまります。


癌研有明病院

患者さんを中心に専門家が集まるシステム

当院では、各診療科それぞれが責任をもって診断・治療を行っていますが、病院全体としては、患者さん一人一人のために、病院の最高の機能が発揮されるようなシステムをとっています。それは患者さんが専門家を渡り歩くのではなく、患者さんを中心に専門家たちが集合する医療システムです。 例えば診断のためのユニットとして、中央検査部や診断部があります。大型高度先進機器による画像診断などは、放射線科の医師及び技師が中心となるものの、それぞれの専門科からの医師の乗入れがあり、各分野の専門性が活かされています。 治療部門は、外科手術・放射線治療それにがん化学療法などが主な柱となり、それぞれに対応して手術部・中央診断治療部(放射線治療科等)および化学療法科などが一体となって、最も患者さんに適した治療法を選んでいます。



鳥澤会長 今日は、お出でいただきましてありがとうございます。さっそく、対談を始めたいのですが、医師の仕事と、我々の仕事とは異なるものと思われているお医者さんが多いので、何から話そうかと思っておりまして…。

亀井先生 いや、多かれ少なかれ重なる部分はあると思いますよ。

鳥澤会長 そう思ってくださる方とぜひ、手を繋いで参りたいと思っているんです。

亀井先生 私も、そう思います。東洋カイロには家族でお世話になっておりまして、その良さを実感しています。病気って西洋医学的な病気と、それとは違う病気があると思っています。

鳥澤会長 ありがとうございます。ところで、先生がドクターを志した動機はどういったものだったのでしょうか?

病院の先生との出会いから、
医師になることを決断。
「その気になればなれるよ。」


亀井先生 昔は結核が流行り、僕が中学生のころ通院することになったんです。そこの先生が、ある時「将来は医者になるっていうのも良いものだよ!」っておっしゃったんです。それで僕が「先生みたいになれるんですか?」って聞いたら「その気になればなれるよ。」って言ってくれたんですよ。

鳥澤会長 良い先生との出会いがあったんですね。先生が癌研に縁したのはどういった経緯があったんですか?

亀井先生 直接的には、欠員が出来たからですが、癌治療のメッカでしたし、一年癌研に勤めた上司から、その話を聞いていたんですが、憧れの場でした。

鳥澤会長 そうなんですか。希望通りの職場だったんですね。先生は長いこと、カテーテルの手術をされていらっしゃると伺ってますが、一番難しいと感じることは?

亀井先生 どうしても病院の性格上、癌の専門であるということで、大きな病院でも有名な病院でも、診るのが限界な方々を受け入れます。肝臓癌でも、なんらかの理由で身体を切れないというときは、カテーテルを通して肝臓の動脈から

kamei2.jpg


「実は、もう死んでしまうけれど」

膵臓がんなら一ヶ月は生きられる」と言って、周りの人たちに挨拶をして回った患者さん。

癌を除くことをしているんです。ただそれは患者さんからしてみると出来て当たり前の手術で、失敗は許されない。しかし実際には、99%は問題がなくても、1%の部分で予想だにしない欠陥がある状況で、いかに対処していくかなんです。

鳥澤会長 失敗が許されない中で、臨機応変さを求められるということは、大変なプレッシャーでしょうね。

手術は出来てあたりまえ。短時
間の予定だったものが、長時間に。
しかし、失敗することなく貫く。


亀井先生 手術を始めれば、失敗することなく貫かないといけないんです。30分で終わりそうな手術も2時間かかることはあります。しかし、その2時間経過した後に手術が成功したとき、患者さんへの責任が果たせたという喜びが出てきます。ただ、この仕事の醍醐味は、患者さんから教えられることが大きいということなんです。

鳥澤会長 例えば?

亀井先生 例えば、十年位前に膵臓癌だった方で、当時は膵臓癌に対しての有効な治療として、標準的な治療方法も特別な治療方法もなかったんです。でも、その患者さんが「それは良かった。」って言うんです。その方は、会社の社長さんをしている方で、「直ぐに死んでしまうなら、会社や家族のことが心配だけれど、膵臓癌は一か月は生きていられる。」って言うんです。それで、一か月で会社をたたんで、お世話になった方々に「実は、もうすぐ死んでしまうけれど」と挨拶をしてまわった、潔い方でした。

鳥澤会長 結局何か月・・・?

亀井先生 その方は4、5ヶ月生きていましたが、治療は一切受けませんでした。昔の方ならば、そういう方も居たのかもしれませんが、現代にもいらっしゃったんです。

鳥澤会長 人間的に度量の大きい方だったんですね。告知後の生き方を自分で選べるわけですから、残された日々をそんな風に過ごしたなんて。痛みを伴う中で、そこまで達観することは、なかなかできないことでしょうね。ただこれ以上は、治療は無理だっていう方でも、痛みだけであれば、催眠術とかでも除くことは可能なんですよ。例えば、つねっても痛くないっていう催眠術をかけると、痛みを感じなくなるんです。信頼関係を構築すると、もの凄く深い催眠に入ります。ですから可能性として患者さんの痛みを除く療術は出来るんじゃないかって思ったりします。

亀井先生 僕は催眠術の事はよく知らないのですが・・・。

医師と患者、分かりあい、協力する

信頼関係を築く上で、大切なことは患者さんと
イーブンの関係であること。


鳥澤会長 かつて乳癌の方がいて、少しでも体が楽になればと話され来院されました。それでご主人が奥様の最期をみとってあげたいということで、仕事を辞めてしまったんです。そこで、ある種の食品と、整体術を施したんです。そしたら、その方は良くなり、歩けるようにまでなったんです。

亀井先生 ええ!本当ですか!

鳥澤会長 私にも、彼女の身体の中でどういった現象が起こったのかは分かり得ないのですが、これが東洋医学をベースにした『療術』の神秘なんですね。

亀井先生 医学の根底が覆されるような話ですね。

鳥澤会長 もし、亀井先生がそうなったら、私の人生をかけて対処しますよ。

亀井先生 それはぜひお願いします。まずこちらに来ますよ。


鳥澤会長 はい。ところで、亀井先生が、患者さんを診ていく上で、心掛けておられることはなんですか?

亀井先生 そうですね、信頼関係を築くということ、その中で、大事なのは患者さんとイーブンの関係であるということです。お互いに分かりあい、協力し合うことが大切なんです。

鳥澤会長 横柄な態度なんて、とんでもない事ですよね。ところで、我々と共通したものは何だと思われますか?

亀井先生 それはもちろん、心を込めて行なうっていうことです。患者さんにとって、何が必要なのかを見極めていくには、『気合い!』やはり気持ちが大事なんですよ。それは大きく共通することだと思います。

鳥澤会長 そうですね!私も気合いを大事にしてきました。また、それを私なりに言葉で表すと、「療術とはイメージの世界である」ということになるんです。

亀井先生 若い人は、理論は理解するんですが、精神論的なものを理解しようとしてくれないことが多いけれど、極めれば、患者さんのニーズが出てきますよね。

鳥澤会長 そうですよね。私としても、本物の療術っていうものを作りたいと思っているんです。亀井先生のようにご理解のあるお医者様もいらっしゃるんですね!今日はありがとうございました。大変、楽しかったです。

亀井先生 こちらこそ楽しかったです。ありがとうございました。

kamei3.jpg


( 平成二十一年 七月 五日 対談
 東洋カイロプラクティック専門学院
           王子本校にて )
※平成24年4月現在亀井先生は独立されクリニックを開業されています。
ガン研有明病院サテライト亀井消火器内科クリニック

info.gif


対談者 故)コーセー相談役取締役 小林禮次郎 氏

美しい知恵、人へ、地球へ

koce1.jpg

KOSEは、美の創造企業として人々のために、
そして大切な地球のために、美しい知恵を出し
合い役立てています。


コーセーは地球環境保全のための取り組みはもとより、社員ひとりひとりへの遵法精神
を浸透させることや、地域社会とのよりよい関係の確立、社会貢献活動、文化支援活動
なども品質の一部だと考えています。特に環境問題に対する取り組みは重要な経営課題
のひとつとしてとらえています。


kose2.jpg

鳥澤会長 本日はよろしくお願いします。以前からずっとお伺いしたいと思っていたことなのですが、当学院も王子にあるのですが、株式会社コーセーも王子なんですね?うちの学院の近くにコーセーの研修所もありますよね。販売員の方もよく見かけます。

KOSEは東京都北区が発祥
の地。現在も研修所から研究所、
美容学校まですべて王子です


小林相談役 そうです。うちの施設は現在でもほとんど王子なんです。研究所もつい最近出来た教育センターも美容の学校も全て王子にあるんですよ。何故王子なのかというと、創業したのが昭和二十一年。私の父親が創業したのですが、当時戦後すぐで物が無い時代ですから、物を作れば売れた時代だったんです。
王子で始めたきっかけは、旭電化という会社があるのですが、化粧品にとって大事なグリセリンやステアリン酸を作っていたんです。そこのある人と、父親が戦前から仕事で顔見知りでした。化粧品の原料をまわしてくれるという話になって旭電化に近い王子で創業することになったんです。

鳥澤会長 そうなんですか。

小林相談役 いちばん最初が北区志茂町で、その次が北区豊島。そして栄町で、それから美容学校のある堀船に移りました。ずっと王子でしたが、昭和四十年に日本橋に本社を移しました。

鳥澤会長 そうだったんですね。ところで〝コーセー〟という社名の由来を伺ってもよろしいですか?

小林相談役 これはあまり話したくないんですが、私の父親が起業するっていうんで、私と父親で候補を出し合いました。いろんなものを調べながら、良い名前を考えていたんですが、全部商標登録されていたんですね。それで最後に通った名前が 〝コーセー〟 だったんです。名前の由来は父親が孝三郎っていうんです。

鳥澤会長 親孝行の?

小林相談役 そう!親孝行の「孝」の字です。また父親が誠実という言葉が好きだったんです。それで「誠」の字をとって「孝誠」でコーセーとなったんです。

鳥澤会長 これは、意味が深いですね!

kose3.jpg

コーセーの社訓 「正しきことに従う心」

企業ブランドにとって大切なものは「誠実さ」。
創業者の「思い」が、今も企業理念として生きる。


鳥澤会長歴史を感じる名前ですね。

小林相談役 それがですね「孝誠」だと化粧品のイメージが湧かないと言う人もいます。それで、コーセーの名前の意義を考えることにしました。化粧品のコスメティックスは英語やフランス語では 〝C0S〟で始まりますが、語源となったギリシャ語の〝コスメチコス〟はKOSMETIKOSと書きます。

鳥澤会長 なるほど。

小林相談役 このギリシャ語の〝K0S〟をとって 〝K0SE〟 にしたんです。私のアイディアで。

鳥澤会長 ピッタリの由来があったものですね。付けるべくして付けられた名前だったのかもしれませんね!

小林相談役 一般的には、コーセーの名前の由来は何ですか?と聞かれたら、後者の説明をしています。今日は特別にこのお話をしました。ところが、ルイヴィトンの日本人の社長さんが、ブランドにとって大事なものは「誠実さ」だと書いてありました。確かにそうですよね。

鳥澤会長 魂を感じるのは、「孝誠」の方ですかね。

小林相談役 コーセーのブランドっていうのは〝誠実さ〟が原点です。そのことが非常に評価されてきたんですね。

鳥澤会長 なるほど。仰るとおりだと思います。次に経営に関してなんですが、我々整体術の仕事は「痛みから解放されたい」という人間の本能により、「体が楽になること」を求められる仕事です。御社が扱われる化粧品も「美しく若くありたい」と願う視点で考えると、我々の仕事同様、人間の本能に根ざした仕事と思われますが、これまでの経営で一番に辛かったことは何ですか?

小林相談役 私はコーセーでは、外国との提携を始めとして困難な仕事ばかりに携わってきました。どれが一番辛かったとはいえません。しかし、我々の世代で一番に辛かったっていうのは、やはり家族との死に別れたことになってしまいますね。昔はみんなそうだったんですよ。

鳥澤会長 仕事とは比較にならない辛い思いをされたんですね。では、コーセーが今日に至るまでに成功されてきた、経営ノウハウについて何か教えていただけないでしょうか?

小林相談役 やはりさっき言った 〝誠実さ〟 ですよね。私の父親が最後に作った良い言葉があるんですが、「正しきことに従う心」っていうのがあって、社訓にしているんですよ。

鳥澤会長 いや、そうですよね!当たり前のことが当たり前に出来ていないことが多い時代ですから、今こそ求められる大事な言葉だと思います。次にですが、コーセーとして考える地球環境問題についてお話を聞かせてください。

逸早く取り組んできた障害者
の雇用。これも、先代社長から
受け継いだ「孝誠」の精神。


小林相談役 十九年前に作ったコーセーの標語ですが、「美しい知恵 人へ地球へ」というものがあります。現在の時代に非常によくあっていますよね。他社で
も似たような標語を掲げているところもありますが。

鳥澤会長〝美〟 を大切にしている御社らしい、良い標語ですね。

小林相談役 人の表情も美しくするけれども、地球も美しくするという意味です。取り組みとしては当時の趨勢よりも、ちょっと早かったかな?現在、最も自慢できるものは、障害者の雇用なんです。従業員のほとんどが身障者という会社「アドバンス」という子会社を二十年位前に作っています。もちろん、健常者も働いていますが。

鳥澤会長 ほう、それはご家族の方々も喜んだでしょうね!

小林相談役 そうですね。たくさん感謝をしていただきましたよ。こちらとしても嬉しい。先ほどの「孝誠」っていう精神が残っているんです。

鳥澤会長 「正しきことに従う心」素晴らしいですね。最後に、今後の動きなどに関して少しお話を聞かせていただけないでしょうか?

小林相談役 そうですね。うちは商品の開発力に特徴のある会社ですが、今後は国際的な動きを持ちたい。なかなかアメリカやヨーロッパへの進出は難しいのですが、ロシアやインドなど新しい地域も含めて積極的に取り組んでいきたい。商品開発の技術もパッケージデザインも国際レベルです。コーセーが開発した化粧品も多い。ですから、これからも取り組んでいきたいところです。

鳥澤会長 ぜひ頑張ってください。そのためにも、小林相談役も当療術センターに入会されているわけですし、月に二回くらいは来院されて療術を受けられると良いんですけれど。これは、先代の命題だと思って!長生きの秘訣にはやはり、深層筋を調整していくことが大事なんですよ。つまり、骨を守っている筋肉を柔軟にしておくことが大事なんです。

小林相談役 なるほど!

鳥澤会長 筋肉を柔軟にしておかないと、良いものを食べても栄養が充分に行きわたらなくなってしまいます。深層筋をしっかりと運動させていく療法は日本、いや、世界のどこを探しても、うちにしかない技術ですから。今後、相談役がヨーロッパに行かれる時には取材というかたちでついていきましょうか?

小林相談役 私も王子のメンバーですからね。

鳥澤会長 はい。今日はいろいろお話を聞かせていただきまして、ありがとうございました。

小林相談役 いえいえ、こちらこそ、ありがとうございました。

kose4.jpg


( 平成二十一年 四月 二十七日 対談 日本橋コーセー本社にて )

対談者 長岡クリニック 院長 長岡 信吉

西洋医学だけに頼らず、
漢方薬の処方や鍼灸治療も
取り入れた、東洋医学にも
精通するクリニック


nagaoka1.jpg


第3回目の対談は、当学院とも提携して頂いている、北区王子で開院されて
11年、長岡クリニックの長岡信吉院長です。東洋医学にも深い理解と志を
持って、患者様の健康に真摯に取り組まれていらっしゃる先生です。


鳥澤会長 長岡先生が、医学を志された思いや熱意など、お聞かせ願いますか?

長岡院長 小学校低学年の頃、扁桃腺でよく熱を出していたんですよね。その頃は、扁桃腺は治療の一環で切りました。それからモリモリと食が進むようになって、その時に「医者って、優しくて、温っかいな」と思っていたのはよく記憶しています。それがきっかけだと思います。

鳥澤会長 私も高校に入った時くらいに、お医者さんになりたいと思って、その中でも、精神科医になりたいと考えていたことがあります。そして勉強を重ねながら、現在に至るまで、カイロプラクティックをしてきて、東洋医学を取り入れるようになってきました。そうそう、先生が東洋医学に興味を抱くようになったのは何かきっかけがありますか?

長岡院長 たとえば、手術などをしても、術後にどうも気分が悪い。気分が落ち着かないということがあり、そういうときに西洋医学ですと5種類も6種類も薬を飲んでいたりしますが、漢方薬だと1種類、で済んだりします。

鳥澤会長 なるほど。

長岡院長 東洋医学が注目された時、そうですね、腸閉塞の予防で注目され始めて、相当数の病院では東洋医学(漢方)を用いるようになってきています。東洋医学にエビデンス(証明)がつかないと嫌う先生もいるんですが、科学的にも証明されているものもあり、それから漢方薬が注目される様になってきました。外科と漢方薬とは、相反するものと捉えがちなんですが、実はどっかで融合できるものなんじゃないかな?と思うんです。それで、漢方というか東洋医学の道に入って来ました。

鳥澤会長 なるほど。ありがとうございます。東洋医学といいますと、我々とも共通するものですから。我々も東洋医学について知識を持って、あるいは持とうと努力をしています。先生は東洋医学の未病についてはどのようにお考えでしょうか?

nagaoka2.jpg


漢方医学の「未病」という概念。
未病は病気になりつつある状態。
体のサインを見逃さないように。


長岡院長 もう、まさに未病が浸透すればいいと思います。病気になる前に、例えばメタボリックなんかもそうですけれども、そうなる前に、なんとかしていくというのは、まさにその通りですよね。

鳥澤会長 そうですよね。そのメタボリックシンドロームなんですけれど、これについてはどのように捉えていらっしゃいますか?

長岡院長 そうですね。やはり大事なのは普段の食生活ですね。なんでも偏り過ぎはよくない。

鳥澤会長 なるほど。それで長岡先生が、自然治癒力で身体を治すという観点からみて、生活習慣病の方の予防方法があったら何かお願いできますか?

長岡院長 そうですね。そうはいっても、やはり薬が手元にありますが、出来るだけ薬を使用しないようにしています。あとは手洗いやウガイをしていますよね。それと漢方で免疫力をつけていますね。

鳥澤会長 なるほど。また現代の高齢化社会に根差した医療なんですけれども、どう思われますか?

長岡院長 地域に根ざしたといいますか、その前に、高齢者に対する保険についてですね。

鳥澤会長 現代医療が抱えている問題はまさにそこですよね。

長岡院長 そうですね。負担が大きいですから。それと高齢化社会ですと、どうしても政治の話にもなってしまいます。

鳥澤会長 これから50歳以上の方が70%以上になるんですよね。

長岡院長 そういう意味で、先ほど仰っておられましたが、未病というものが効いてくるんじゃないかな?って思うんですよ。要するに、元気であまり薬も必要としなければ、経済的でもあるし、長生きできる。

鳥澤会長 長岡先生が病気の早期発見、早期医療を目指す上で、心がけるべき日常生活の注意点は?

長岡院長 早期発見といいますと、健康診断を少なくとも年に1回は、全身くまなくすることが必要ですよね。

鳥澤会長 気楽に来られる様な主治医と親しくしておくってことが大事ですね。

長岡院長 そうですね。そういう所と連携して、やはり早期発見には早期健康診断かと思います。

鳥澤会長 長岡先生がですね、将来に抱いている医療の目標といいますか、希望だとか、こうなったらいいな、みたいなものがありましたら、教えて頂けないでしょうか?我々はたまに中国に行くわけなんですが、中国では、東洋医学と西洋医学が結合した『 中西結合病院 』というものが多いのですが、日本もそうなってくれたら私は一番いいなと。

政治にまつわる医療問題。
地域格差や医師不足。
政府の対策対応とその現状。


長岡院長 それはもう、おっしゃる通りだと思います。非常に大きなビジョンですのでどうお答えしていいか。やはり目標は個人的なことで言わせていただきますと、家族が無事に寿命を全うすること。それが目標です。

鳥澤会長 これもまた一人一人の意識が必要なんでしょうね。

長岡院長 そうですね。いま問題の産科医療、小児科医療じゃないですけど、小さい子から先に死なれたら親御さんは悲惨だと思いますね。

鳥澤会長 先生からみるとどの辺が一番問題になるんでしょうかね?

長岡院長 一番問題なのは、医療費の削減。それといつからか始まった研修医制度です。でもこれはもう少し経てば、苦労が実って芽が出てくるとは思うのですが、それによって、地域によって医師の隔たり、格差が大きくなってしまいました。

鳥澤会長 研修医制度について、もう少し詳しく教えていただけますか?

長岡院長 以前は、国家資格を通ってからは、外科なり耳鼻科なり婦人科なり、好きなところへ行けました。しかし、それですとやはり医療事故や色んなことが起こる。そんなことの積み重ねがありましたので、厚生労働省は、2年はがっちり大学病院の内科や外科で生徒を勉強させて、それが終わってから好きな道に行けるようにしてきました。

鳥澤会長 田舎にお医者さんが少ないのは、どういうことですか?

長岡院長 そこにも波及することなんですが、要するに大学での下働きに、研修医が取られていなくなるわけなんです。卒業してすぐ各病院に入ってくるわけではないのですね。地方の病院などは特にその間、手薄になって新人が入らなくなってしまうんです。ただ、その研修医制度をとって3~4年くらい経つでしょうか。ですから、解消しつつある問題でもあります。

鳥澤会長 しかし、自由に担当する科を選択できることは当然ですが、やはり小児科や、産婦人科などは24時間体制をとっていたり、訴訟やクレームの多い科は敬遠されがちになってしまいますね。

長岡院長 そうですね。あるいは子供ですと、薬の量が少なくなるので、当然病院としての採算性は、あまり良くない。その割に、小児1人に対して看護師が2~3人は必要になってきたりもします。

鳥澤会長 しかし、自由に担当する科を選択できることは当然ですが、やはり小児科や、産婦人科などは24時間体制をとっていたり、訴訟やクレームの多い科は敬遠されがちになってしまいますね。

長岡院長 そうですね。あるいは子供ですと、薬の量が少なくなるので、当然病院としての採算性は、あまり良くない。その割に、小児1人に対して看護師が2~3人は必要になってきたりもします。

鳥澤会長 そうですよね。いろんな問題を抱えるようになるんですよね。そこでですね、長岡先生にお聞きしたいところでもあるのですが、我々のしている整体術の役割を長岡先生は、どのように捉えていらっしゃいますか?

長岡院長 近所のそういうところへ予約したりとかはあります。実際に30分揉んでもらうだけで気持ちがいいものなんだなと思います。しっかり中医学などを勉強されている先生方がいて、非常に患者さんからも信頼されているようです。どこへいっても治らなかった方々が、整体を受けて良くなっているということもありますよね。昔でいう、手当というものにあたるんでしょうね。毎日とかは行けないですが。

鳥澤会長 それは、もちろんそうです。毎日受けることが大事なのではなく、手当てというものが、やはり我々の行っているもので、人間の身体にも安全な健康方法ともいえます。最後なんですが、長岡先生自身が工夫されている健康法などありましたら、教えていただけますか?

ご自身の健康法は間食をしないことと、水分をきとんと『水』で摂取すること。

長岡院長 健康法というは、確立はしていないのですが、あまり間食をしないようにしております。それと、冬でも水分を摂取すようにしています。

鳥澤会長 体内の循環をよくしていくということでしょうか?

長岡院長 身体の水分の70%は水で出来ていますからね。夏はもちろん、冬であっても水分を摂取して、身体の老廃物を外に出すということを心がけております。うちの職員には我慢させないで、水分の摂取などの工夫をしてもらっています。膀胱を鍛えるという意味もあって、水分をしっかり摂取した方がいい場合もあります。お茶とかではなく、水で摂取してほしいなと思いますね。カフェイン飲料であるお茶やコーヒーではなく、水を飲んでほしいです。

鳥澤会長 なるほど。水分摂取として、お茶を摂取しがちでもありますが、やはり水が大事!いい事を聞かせていただきました。ありがとうございました。

長岡院長 ありがとうございました。

nagaoka3.jpg



院( 平成二十一年 一月 二十六日 対談    北区王子 長岡クリニックにて

対談者 深野歯科 高田馬場診療所 深野 博志 氏

移り変わる患者さんの
需要に合わせた最新治療


fukano1.jpg

深野歯科 高田馬場診療所では
E・B・M・(Evidence-based medicine)
根拠に基づいた医療を行います。


第2回目の対談は、整体とも関連の深い「噛み合わせ」と、
代替医療との連携について伺うべく、
歯科医師、深野先生と対談。


fukano2.jpg

深野歯科 高田馬場診療所
3つのポリシー

●セカンドオピニオン
診断、治療方法などに関して他の医師/歯科医師の意見を求めることを推奨いたします。
またそれに関してエックス線写真などの資料の貸出しをいたします。そして患者さんが他の医療機関で治療を希望するときはそれを妨げることはしません。

●インフォームドコンセント
治療方法を患者さんに説明し、患者さんが理解し、納得した上で選択した治療方法を行います 。

●コンピューター
患者さんが、情報を得るための援助になるよう、待合室にインターネット接続されたコンピューターを設置しています。

深野歯科高田馬場診療所HP

鳥澤会長 整体・カイロの業界で、噛み合わせが悪いことで、肩こりや腰痛が出ることがありますので、この辺の話を中心にお伺いしたいと思います。また、これと兼ねまして、深野先生の患者様の傾向はどの様になっていますか?

時代の変化とともに、移り変わってきた患者さんの需要。より美しく、より快適に。

深野先生 昔は、歯科というと「虫歯」と言う事になりますよね。しかし、虫歯の割合は少なくなってます。昔は銀歯を詰める方法をとっている所が多かったと思うのですが、現代では、なるべく自然体でいたいという、審美的要求が非常に強くなっていますね。

鳥澤会長 昔は、前歯も金銀の歯が入っていたりしましたからね。

深野先生 ええ、そうですね。現代は奥の歯でも白い歯にしたい、歯の痛みということではなくて、黄ばんだ歯を綺麗にしたいという需要が増えてきましたね。

鳥澤会長 なるほど!従来とは違った需要が生まれてきたんですね。

深野先生 そうですね。あと、「顎がガクガクする」、「顎関節症ではないか?」ということでいらっしゃいますね。

鳥澤会長 ということは、歯の噛み合わせが悪いことから、こちらへ来られるという状況なんでしょうか?

深野先生 ただ、顎関節症は、噛み合わせだけで起こる症状かというとそうでもない。だから、そういう意味では、歯並びが悪いからという理由ではなく、日常生活での姿勢とか、生活習慣が良くないから、その結果として歯並びが悪くなっている傾向の方が実は多いんじゃないかという話も最近は出てきています。例えば、頬杖をついている、ということを1年単位で続けてしまうと、かなりの確率で症状が表れると思われます。

代替医療の可能性、現状の問題点

患者さんにとってメリットを考えた場合、
身体の繋がりを考えた連携がこれからは必要です。


鳥澤会長 そういう方の症状の表れ方としては、どういったものがありますか?悪い症状としては?

深野先生 1番ポピュラーなものとしては、顎の音が気になるもの。そして「クローズドロック」ですね。ある朝起きたら、顎が痛くて開かない。酷い人は、1センチくらいしか、痛くて開けられない状態になります。頻度としては20代、30代の女性が多いです。

鳥澤会長 どういったことが原因だと思われますか?

深野先生 私の見立てですが、ハイヒールとかを無理して履いてしまう様な事が関係しているのかもしれませんよね。

鳥澤会長 深野先生からみて、整体やカイロプラクティックと歯科医院との連携についてはどのように思われますか?

深野先生 結局現在の医療システムというのは、内科・外科・耳鼻科などと分かれていますが、実際には、身体というものは繋がっているわけですから、「畑が違う」ということはないと思うんですよ。だから、歯が悪いが故に肩が凝るという問題もあるでしょうし、逆に肩こりなどの症状があるから、顎がずれてしまうような事もあると思うんです。それは、お互い絡み合っていますから、その点で連携をとることが出来れば、患者様にとってもメリットになると思います

鳥澤会長 そういう時代になってきてる!「美」という事で考えると、エステと美容外科、整体やカイロとエステが組み始めましたよね。‟「美と健康」は表裏一体ですから。

深野先生 だから、そういう審美的に、見た目にも健康にしたいということに繋がってくるんだと思いますね。そういう訳で、整体やカイロで悪い習慣を改善させられると思うんです。そして、歯を含めた健康管理に結びついていく。そして、健康状態が良くなってくれば、唾液もよく出るようになり、口内の殺菌力が増して、虫歯も防げるんですよ。

鳥澤会長 なるほど。最後になりますが、先生ご自身の健康法について何かありましたらお願いします。

無理をしない事が健康法。
運動するのも、食事をするのも
バランスが基本です。


深野先生 思っているのは、あまり無理な事をしないということです。運動にしても食事にしても偏らないようにするといいと思います。

鳥澤会長 無理をしないで運動も食事もバランス良くですね。好きな物ばかり食べていては全然だめですよね。深野先生にも、整体やカイロを受けていただければと思います。ぜひとも機会があれば。

深野先生 ありがとうございます。

鳥澤会長 こちらこそ、今日はどうもありがとうございました。

fukano3.jpg


( 平成二十年十月 十八日 対談
     高田馬場 深野歯科にて )

対談者 民主党 枝野 幸男 氏

『勇気と理想』を高く掲げ、 政策で勝負する!

edano1.jpg

政治を動かすことができるのは、国民の意思と行動だけです。
私も「勇気と理想」を高く掲げ、利益誘導や利権政治を徹底的に拒絶し「政策で勝負」する政治を貫いてまいります。


人口問題・少子高齢化・後継者不足・医療問題・年金問題・天下り・教育問題、様々な課題を背負う日本の未来に問いかける。第1回目として、政治の健康を取り戻すために、今何が必要なのか?そのキーマンと対談。

枝野幸男オフィシャルサイト


鳥澤会長 今日の日本社会を考えたとき、良い国にしていこうとすれば、問題がたくさん露呈すると思いますが、とりわけ先見事項としてどんな事が考えられますか?

枝野先生 大きな意味で少子高齢化と人口が減ることが圧倒的な課題だと思います。というのも、これだけ人口が減る社会は先進国でも経験がない事なので、子供が少なくお年寄りが多いというアンバランスな状態です。

鳥澤会長 その原因は?

枝野先生 それは出生率が急激に下がっているからです。団塊世代や団塊ジュニアに比べて現在の子供の数は、約半分。そして、平均寿命の伸びは、そろそろ限界です。

鳥澤会長 出生率の低下は、資本主義の物欲的なものが先行して、出産・育児よりも世の中を楽しんでしまう事も一因かと思いますが。

急激に下がっている出生率。
その中でやるべきことは3つ。
サポート・高齢化対策・負担軽減。


枝野先生 文化的な背景を考えるとそうなるかと思いますが、移民の多いアメリカは別とすると、やはり経済が成長すると人口が増えた後、どこかで頭打ちになる。実は、日本列島に1億3千万人という人口は決して少ないわけではないんですね。減る事が問題ではなく、減少するスピードが速すぎるのが問題なんです。その中でやるべき事は3つあります。
一つ目は、そのスピードを出来るだけ緩める努力をする。その為には子育てや教育に対しての政治的なサポートを高めていく。
二つ目は、人口が減る中でお年寄りが増えるわけですから、そのお年寄りが可能な限り安心して社会参加していく事ができるような高齢化対策を充実させる。
三つ目は、人口が減るという事は一人当たりの負担が増えるので、それに対応していく。納税者の数が減るわけですから、同じ税収を得ようとすれば一人当たりの負担が増えるに決まっている。一方で人口が減るという事はいろんなものが余るんです。これからは自動車の数も減るんです。〝もったいない〟という言葉は国際語にもなっていますけれど、もったいないものがたくさん溢れるという事なんです。

鳥澤会長 急に伸びるという事は怖いんですね。

枝野先生 日本の成長はどこの国よりも速かったですからね。

鳥澤会長 後先考えず、頑張ってしまうというか、国民性なんでしょうね。この他に、日本社会の問題点を指摘していただくとどんな事がありますか?

枝野先生 だいたい全て、さっきの話に繋がってしまう。ただし、そこに立ち返って考えれば解決法は出てくると思います。不況でニートやフリーターの問題はずっと言われてきましたが、間違いなく10年後15年後は日本は人手不足になってきます。たくさんの人に仕事を与えてみんなが食べていくというのが経済政策、労働政策の基本だったわけなのですが、労働人口が急激に減りますからこれからはいかに少ない日本人で、いかにたくさんの富を産み出すかという事が問われる状況に変わっていくはずなんです。日本人全体としての労働生産性が下がっています。日本は特定の企業に就職して40年間は安泰かな?という職場の中でトレーニングされて〝ものづくり〟を中心としての技術を作り上げてきたわけですが、それが来月はどこで働けるか

edano2.jpg

技術の伝承!メイドインジャパンの行方

少子高齢化社会の歪み、不安定な雇用と人材不足によって後継者が育たない。


分からないという状況ではスキルは身につきませんし、逆に企業の中でスキルを伝えていく仕組が機能しない。日本人が唯一勝てるのが人材なんです。しかも、日本の場合の技術の人材力というのは、一人のビルゲイツが世界的な企業を作り上げていくという技術力ではないんですよね。均質性のある技術であり、質の高いレベルで働く人達がたくさんいるからこそメイドインジャパンはどの分野のどういう製品をとっても品質については安心感があるという世界ですからね。

鳥澤会長 その方達が年をとっても、その技術を次世代に引き継げない。

枝野先生 そう!そういう構造を作ってしまってるんですね。これはひっくり返さないといけない。個別企業にとっても日本経済にとっても、安い労働力をどう確保するかという事ではなく、技術を引き継いで、一部としてではなく全体として継承し発展させていくという構造をつくらないと大変な事になりますよ。

鳥澤会長 これに対する〝策〟は、ありますかね?各方面で規制緩和が進み、さまざまな学校がどんどん増えてしまって、質そのものが低下しているという悪循環に陥っているようにも思います。それは現実的に我々の世界にも起こっているんですよ。

枝野先生 そうですね。やはりそういう弊害は目立っていますね。それは、医療・介護の世界でも言えます。医療も介護も民間でやっている以上、一定の競争原理は必要な話なのですが、競争原理だけでやってしまっては、仕事が大変で収入が低いところだと人が行かなくなるのは決まっているんです。そういうところであればあるほど、よほどの報酬を払わなければ人が集まるはずがない。にも関わらず、競争原理でやってしまい、医者全体の数が足りなくなる等いろんな問題が生じる。少なくとも産科、小児科、外科、麻酔科が足りない。偏りがあるわけです。それは自由化にすればそうなるに決まっていて、歪みが生じ質が低下する。今まで正しいと思っていた事が間違っているのかもしれないという疑問からまず入らないといけない。

鳥澤会長 それを意識している議員さんはどれくらいいるんでしょうか?

枝野先生 危機感を持っている人達は結構居るとは思います。ですが最近気がついたのは国会に居ると世間が物凄く狭くなっていく。例えば、医療関係の問題についてまず初めに話を聞く相手は厚生省になり、各医師会の幹部になってきます。しかし医師会の幹部が医療の現場の全体を把握し、その最大公約数を出しているのか?それは全然違うわけです。それは我々の近いところの労働組合がそうです。その幹部が全体を把握しているかというとそうではない。これは経済界も同様なんですね。

鳥澤会長 なんか抽象的な部分で動いているような気がしますよね。
枝野先生 そうなんです。ところが大きなものを背負っている人達から話を聞くだけにそれが全てだと勘違いしてしまう。逆にそれ以外の話が入ってきにくい。相当意識して、いろんなものを背負っていない現場の個人、あるいは個の企業、個の学校。それはいろんな状況、意識があるんだという当たり前のことを意識していないとならないという事なんです。

東洋医学と西洋医学の融合

後手後手に回る行政、鍵となるのは診療報酬制度。
今まで踏み込めなかった領域にメスは入るのか?


鳥澤会長 聞き込みが足りなくなるんですね。例えば癌にしても認知症の問題にしても、我々はそれがよくなる可能性についての情報や経験も持っているんですが、医師法により、我々には一般の人々に伝える事が出来ないわけです。お医者さんこそ、我々の情報や経験を吸収して、一般公開して欲しいと思うんですよね。3時間待って3分の治療も、ここから変わりますよ。一種、矛盾を感じたりもしています。

枝野先生 やはりその最大の責任は政治というか行政にあると思います。診療報酬制度で、小さな医院はともかく、病院を経営しようと思ったら、それなりの患者さんをたくさん抱えて利益をあげないと成り立たない仕組み。医師としてのプロである事と病院経営の能力は別次元の話で、もっと整理していかないとダメですよね。〝ものづくり〟のメーカーにとっては、経営者としての能力の高い社長とその会社を支えている技術者のトップとは同格。それどころか、技術者の方が上の方が良い。ある年齢以上になると更に頑張るには経営者にならないといけないという歪みがあります。この社会風潮は変えていかないといけない。

鳥澤会長 物凄い負担がかかってくる。両方をやるとなると難しい。やはり素晴らしい事務長を置いて、経営をやってもらう。両輪でやっていかないと難しい。医者は一生懸命病気に関する研究をして、それを事務長が支える。

枝野先生 そう!もう一つカイロ絡みでいうと、医療みたいに病気を治すとか健康を維持していくという世界では、答えは一つではないと思うんですよ。治し方というか、どうしたら良くなるか?ところが、今の診療報酬制度をベースにすると基本的には答えが一つ。この病気にはこの治療をしないといけないとか。東洋医学的なところで治療を進めた方が、実は実際に早い効果が現れる事もある。

鳥澤会長 お医者さんも分かっている人は多いと思いますけど。私が思うには、やはり東洋医学と西洋医学が合体したら良いものが出来上がる!

枝野先生 はい。政治家の社会でも、従来の西洋医学以外の分野のところの医療についても充実していこうというチームが結構出来ていたりするんですよ。癌治療に東洋医学でいう漢方が良く、実際に体験者の声を広めよう!という芽は出てきたりしていますよね。ただ、どうしても診療報酬制度とか行政は後手後手で、その世界の進歩に我々がついていけるように、遅れて邪魔する事が無いようにしないといけないと思います。
鳥澤会長 ぜひ、お願い致します。官僚の天下りの問題を、年金問題や高齢者医療問題とか消費税の問題の前に、目処をつけてくれないと国民としては困るのではないでしょうか。

枝野先生 私は、官僚が悪いとは思わないです。それを許してきたというか、それにのっかってきた政治の責任が大きいと思います。天下りを禁止するか、せめて天下りを受け入れている会社は国と関わりを持ってはいけないことにします。例えば、建設業者だったら、国の公共事業は受けられない。あるいは、財団であっても天下りの人達がいるなら、国からの補助は出さない。本当にその役所のOBの人材とし評価して欲しいのであれば、その代わり国から金をもらうことは一切なしとか。

鳥澤会長 その案は通りますかね?

枝野先生 まさに政権を変える意味はそこにあると思っています。何故、この手の行政改革を上手く出来ないかというと、内閣がやっているからなんです。その内閣を支えているのは官僚のシステムなんですね。官僚のみなさんに案を作らせて、閣議で決定する前に事務次官会議があって、各事務次官が、うん、と言わないと、法律案が作れないんですよ。だから、簡単な話、こういう行政改革がらみ、公務員制度がらみの話には内閣は絡まずに議員でやればいいじゃないかと。例えば、自民党は行政改革担当大臣や、公務員制度担当大臣を作っていますが、そこでやるのではなく、自民党の行政改革本部で法案を役人の手を借りずに作って、自民党として、党の決定を国会に出せばよいじゃないかと思うんですね。

鳥澤会長 民主党が政権をとると、可能になるのでしょか?

枝野先生 議員立法で全部やってしまえ!というのは、必ずしも党の決定にはなっていませんが、そういう意識はものすごくありますし、議員立法を実際に作ってきた経験もあります。だから、政権が変われば、議員立法を使うかどうかは別として、かなりの部分で実現が可能だと思われます。といいますか、変わった直後しかチャンスはないです。民主党政権をつくってから5年後にやりましょうと言っても無理です。

鳥澤会長 では、党首選の呼び声がテレビで流れていますが、枝野さんが次期党首になったらこの辺のところも・・・。

枝野先生 私どもが議員立法で役人に意見を聞かずにもっと進めてしまおうと明確に打ち出せば、本当に出来るのか否か明確です。やってしまおうと思えば、国会で過半数を取ればいいわけで、首相でなくても良いんですよ。国会で過半数を持っている政党で決定して国会にだしていけばいいのですから。
edano3.jpg

日本を揺るがす道徳問題の解決策

クレーマー、モンスターペアレンツ、
当事者意識を持たせるために、小さな単位で分権をしていく。


鳥澤会長 なるほど。いま、いろいろ問題がある中で、日本のこれからの社会がどうなっていくのか非常に不安があるのですが。いろんな凄惨な事件、親が子を殺し、子が親を殺すとか夫婦が殺しあったり学級崩壊が起こったり、これからの道徳教育的なものがこれからどうなっていくのか?我々が社会生活を営む上で、最も基本的なこの問題がこれからどうなっていくのかですが…。

枝野先生 実は、政治は国民の道徳をどうこうすることは出来ません。政治家自身が道徳を問われる時代ですから。ですけれども、仕組みの中でそれを良くしていく方に誘導することは出来ると思います。それは分権だと思っているんですよ。分権ということは、皆が参加意識を持つということと同時に責任を共有するということ。責任を共有して、なお且つ社会の中で一定の存在価値を認めてもらうんだということなんです。これがいま欠けているんだと思うんです。当事者意識がない、参加意識がない。そして存在を認めてもらってないと皆が思っている。なぜかといったら、1億3千万人の世界の中では、存在感を示しようがないんですよね。例えば、まさに親として学校に対する不満を解消するために当事者にしてしまう。最近、クレーマー、モンスターペアレンツが問題となっていますが、なぜそうなっているか?というと学校が文句をつける対象だからです。そうでなくて、あなたも学校の一当事者ということにすれば文句のつける側ではなく文句をつけられる側になるんです。分権をして小さな単位で社会が動いているとか、小さな単位でものが決まるんだ、そしてそこに当事者として参加するんだということになれば、いまの3つを相当クリアすることが出来ます。

鳥澤会長 私が聞くところによると、日本はボランティアの数が非常に少ない、ほかの国に比べて。というふうに考えてみると、もしかすると、日本人は損得で動く部分があるのかなと。そのコミュニティの中に参加すると、どこに得があるのかという。そこら辺を、教えていく必要があるのではないかと思うのですが、どうでしょう?

枝野先生 私は、日本人が損得勘定で動く傾向の強い民族だとはあまり思わないです。どちらかというと、そこが弱すぎると。特に国際社会にいったときに、もうちょっと外国は損得の世界なんだと思うんです。本来は、地域ごとに村落共同体みたいな、地域社会コミュニティが存在していたのですが、これが急速に崩壊したんですよね。戦後六十年間に急速に崩壊した結果、社会参加の窓口がなくなっていると思うんです。
鳥澤会長 確かに崩壊していますね。

枝野先生 昔なら、否応なく、隣近所ご町内で、お葬式、冠婚葬祭だとかは助け合っていたし、お祭りだなんだかんだ全部、地域の人が参加して、参加しなければ、許されないみたいな世界で、そこに参加することが、いわゆる、ある意味でボランティア活動で、お互いが支えあっていたのですが、それが崩壊してしまった。崩壊したのには、一定の理由があったんですね。なぜかというと、封建的な社会で、なんか昔ながらの力のある人が偉そうに仕切っていて、民主的ではないコミュニティで、付き合いきれない、みたいになったのですが、それはそれである程度終わっているわけですから。

鳥澤会長 新たなコミュニティーですね。

edano4.jpg

団 塊の世代が鍵をにぎる。
地域の小さいコミュニティーが
これからの日本の最大単位。


枝野先生 もう一回、地域のコミュニティを作り直して、参加する場を作ってあげないと駄目なんです。例えば、いま夏祭りの季節で、我々も色んな夏祭りに行くわけなんですけれども、新しい、例えば団地だとかマンションとかの町内会の夏祭りって意外と賑やかなんです。

鳥澤会長 音頭をとる人がいるんです。

枝野先生 こういう言い方が良いか分からないのですが、団塊の世代の人達は学生時代に自分達で音頭をとって、あれだけの組織化をして、ものごとを進めていったんですね。そんな団塊の世代が、会社勤めもリタイアして地域に戻ってきたりしているわけで、いくらでもそのノウハウとか経験とかを地域のコミュニティ作りに活かせる。

鳥澤会長 可能性はありますよね。

枝野先生 そう、可能なんです。

鳥澤会長 団塊の世代が活躍する場が出てくるんですね。

枝野先生 あの人達は、学生組織をつくって盛り上げて、運動した経験があるんです。そうすると、面白い事が起こってくるし、それに単に、お祭りだけじゃなくて、そこに地域のいろんな意思決定を委ねていけば良いんです。そこにみんなで集まって、これだけの税金があるけど、どうしようか?学校の補修に使おうか?道路の整備に使おうか?それは、地域で決めてくださいよ、ということをすれば、意見のある人達は参加せざるを得ない。参加すれば、その使い方について、みんなお互いに監視せざるを得ない、ということだと思っています。そういうことによって、いわゆる道徳とか、その犯罪の問題がなす背景、状況を変えていくしかないのかなと思います。
鳥澤会長 つながりが大事なんですよ。

枝野先生 この国は、なにしろ六十年間で急成長してきて、その貯えは、もの凄い財産になっている。今でも世界で有数の豊かな国であることは間違いないわけなんです。これまで政治はいろいろ失敗してきたし、間違ってもきたけれども、それでもその貯えは、維持されているんですよ。少し、政治が立ち直れば、もの凄く良い国なんですよ。高齢化社会というのは、みんなが長生き出来る国なんですよ。それから、子供の数が減っているのも、生まれた子供が、ちゃんと大人になれるという安心感を持っているから少子化って進んでいるんですよ。物凄く、良い国でありながら、ひとりひとりが実感を持てていない、そこに歪み(ひずみ)があるだけで、歪みさえ少し正せば。

鳥澤会長 良い国だってことを知らない!感じられない!

日本に生まれてよかったと、
自信を持って思える国を作りたい。


枝野先生 感じられないくらい、政治と行政に歪みがあるんだと思います。ちょっとボタンを掛け替えるだけで、物凄く良い国だって実感を持てるベースは間違いなく揃っている。但し、その歪みは、相当に思い切って正さないといけない。思い切って歪みを正せばもの凄く良い国なんだって自信を持てる状況になるし、自信をもってやっていけば、十年後十五年後に、不満はある程度あるだろうけれど、日本に産まれて良かったよねと思える状況になる。

鳥澤会長 そうですよね。日本に生まれて良かったという実感が持てれば、日本の社会を自然に変えていく大きな原動力になりますね。

枝野先生 いまでもそうでしょうけれど、それが実感できる状況をつくるのは難しくはないと思います。

鳥澤会長 ぜひ、枝野先生には、頑張って頂いて、次期党首を目指して頂きたいと思います。最後に、ご自身の健康法についてお伺いしたいのですが、どうなんでしょうか?

枝野先生 正直言ってですね・・・。

鳥澤会長 東洋整体術に来ていただければ一番、良いのですが。

枝野先生 私四十四歳なんです。議員年齢では、年齢的にまだ相変わらず、若いほうで、正直言って、若さでいまのところ、もっているんですね。まあ「そろそろ考えないとね。」とは周りからも言われていますが。

鳥澤会長 何をやったら良いと思いますか?健康法として。

枝野先生 まずは、歩くこと。そこから始めて。ただ、やはりそろそろカイロでいろいろやっていただいたりということをやらないと、肩こりも相当に実感するようになっています。

鳥澤会長 もう、ぜひ、その辺はお任せ下さい。整体術とかカイロとかいうのは、身体を柔軟にするというか、柔捻させてから柔らかくする、そうすると、運動したのと同じような結果になるんです。運動するっていうのは関節を柔軟にする。そして、筋肉を柔らかくする。運動の定義っていうのは、そこに私は、本質があるんじゃないかと、そんなふうに思っているものですから。健康を守るのも仕事の一つですから。いろいろ勝手言って、申し訳ありません。

枝野先生 いえいえ、ありがとうございました。

鳥澤会長 ありがとうございました。

edano5.jpg


( 平成二十年 七月 三十日 対談 衆議院議員会館にて )

人生の先達の言葉には真実の重みがある

kaicyou.jpg
写真 悟道会発会式にて撮影 悟道会 会長 鳥澤 悟道


『ことば』は、私たちが意思を伝えたり、感情をあらわすために声に出したり、文字として綴ったもので、それぞれが明らかな意味を持っています。日常的に使っているので、取り立てて意識はしていないはずですが、ある人の言葉が私たちの心に大きく響いてきたり、生き方まで変えてしまうきっかけともなることもあります。
 健康アナリストとして活躍する鳥澤哲男会長は『とうようライフ健僚』の中で、人々の健やかな暮らしや心身の健康の分野の仕事に深くかかわり、さまざまな社会貢献や業績を上げてきている方々と対談を行っています。いままで対談に登場してくださった方は、それぞれが人生の先達であり、他の人に真似のできない活躍をされています。政治の分野でご自分の理念を実現しようとされている方、医療の世界で志を全うされようとしている方、新しい教育を実践されている方、人々の美に対する想いに応えようとしている方、そんな8人の皆さんの『ことば』には真実の重みがあります。
 ぜひ、何度も読み返してみてください。強い意志の力が伝わってきます。人々のために尽くそうとする優しさに触れることができます。それを一つでも二つでも汲み取ることができたら、毎日の仕事にも、そして自分の生活にも、大きな指針となってくれるはずです。
カテゴリ
最新記事
プロフィール

鳥澤 悟道

Author:鳥澤 悟道
株式会社リヴァイヴ
代表取締役 鳥澤 哲男

●東洋カイロプラクティック
 専門学院 学院長
●東洋カイロプラクティック
 直営療術センター 総院長
●東洋カイロプラクティック師
 協会 会長
●予防医学推進 悟道会 会長
●健康アナリスト
●上海中医薬大学気功研究所
 修了
●臨床催眠療法師

最新コメント
お買い物リンク
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。