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人生の先達の言葉には真実の重みがある

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写真 悟道会発会式にて撮影 悟道会 会長 鳥澤 悟道


『ことば』は、私たちが意思を伝えたり、感情をあらわすために声に出したり、文字として綴ったもので、それぞれが明らかな意味を持っています。日常的に使っているので、取り立てて意識はしていないはずですが、ある人の言葉が私たちの心に大きく響いてきたり、生き方まで変えてしまうきっかけともなることもあります。
 健康アナリストとして活躍する鳥澤哲男会長は『とうようライフ健僚』の中で、人々の健やかな暮らしや心身の健康の分野の仕事に深くかかわり、さまざまな社会貢献や業績を上げてきている方々と対談を行っています。いままで対談に登場してくださった方は、それぞれが人生の先達であり、他の人に真似のできない活躍をされています。政治の分野でご自分の理念を実現しようとされている方、医療の世界で志を全うされようとしている方、新しい教育を実践されている方、人々の美に対する想いに応えようとしている方、そんな8人の皆さんの『ことば』には真実の重みがあります。
 ぜひ、何度も読み返してみてください。強い意志の力が伝わってきます。人々のために尽くそうとする優しさに触れることができます。それを一つでも二つでも汲み取ることができたら、毎日の仕事にも、そして自分の生活にも、大きな指針となってくれるはずです。
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対談者 民主党 枝野 幸男 氏

『勇気と理想』を高く掲げ、 政策で勝負する!

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政治を動かすことができるのは、国民の意思と行動だけです。
私も「勇気と理想」を高く掲げ、利益誘導や利権政治を徹底的に拒絶し「政策で勝負」する政治を貫いてまいります。


人口問題・少子高齢化・後継者不足・医療問題・年金問題・天下り・教育問題、様々な課題を背負う日本の未来に問いかける。第1回目として、政治の健康を取り戻すために、今何が必要なのか?そのキーマンと対談。

枝野幸男オフィシャルサイト


鳥澤会長 今日の日本社会を考えたとき、良い国にしていこうとすれば、問題がたくさん露呈すると思いますが、とりわけ先見事項としてどんな事が考えられますか?

枝野先生 大きな意味で少子高齢化と人口が減ることが圧倒的な課題だと思います。というのも、これだけ人口が減る社会は先進国でも経験がない事なので、子供が少なくお年寄りが多いというアンバランスな状態です。

鳥澤会長 その原因は?

枝野先生 それは出生率が急激に下がっているからです。団塊世代や団塊ジュニアに比べて現在の子供の数は、約半分。そして、平均寿命の伸びは、そろそろ限界です。

鳥澤会長 出生率の低下は、資本主義の物欲的なものが先行して、出産・育児よりも世の中を楽しんでしまう事も一因かと思いますが。

急激に下がっている出生率。
その中でやるべきことは3つ。
サポート・高齢化対策・負担軽減。


枝野先生 文化的な背景を考えるとそうなるかと思いますが、移民の多いアメリカは別とすると、やはり経済が成長すると人口が増えた後、どこかで頭打ちになる。実は、日本列島に1億3千万人という人口は決して少ないわけではないんですね。減る事が問題ではなく、減少するスピードが速すぎるのが問題なんです。その中でやるべき事は3つあります。
一つ目は、そのスピードを出来るだけ緩める努力をする。その為には子育てや教育に対しての政治的なサポートを高めていく。
二つ目は、人口が減る中でお年寄りが増えるわけですから、そのお年寄りが可能な限り安心して社会参加していく事ができるような高齢化対策を充実させる。
三つ目は、人口が減るという事は一人当たりの負担が増えるので、それに対応していく。納税者の数が減るわけですから、同じ税収を得ようとすれば一人当たりの負担が増えるに決まっている。一方で人口が減るという事はいろんなものが余るんです。これからは自動車の数も減るんです。〝もったいない〟という言葉は国際語にもなっていますけれど、もったいないものがたくさん溢れるという事なんです。

鳥澤会長 急に伸びるという事は怖いんですね。

枝野先生 日本の成長はどこの国よりも速かったですからね。

鳥澤会長 後先考えず、頑張ってしまうというか、国民性なんでしょうね。この他に、日本社会の問題点を指摘していただくとどんな事がありますか?

枝野先生 だいたい全て、さっきの話に繋がってしまう。ただし、そこに立ち返って考えれば解決法は出てくると思います。不況でニートやフリーターの問題はずっと言われてきましたが、間違いなく10年後15年後は日本は人手不足になってきます。たくさんの人に仕事を与えてみんなが食べていくというのが経済政策、労働政策の基本だったわけなのですが、労働人口が急激に減りますからこれからはいかに少ない日本人で、いかにたくさんの富を産み出すかという事が問われる状況に変わっていくはずなんです。日本人全体としての労働生産性が下がっています。日本は特定の企業に就職して40年間は安泰かな?という職場の中でトレーニングされて〝ものづくり〟を中心としての技術を作り上げてきたわけですが、それが来月はどこで働けるか

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技術の伝承!メイドインジャパンの行方

少子高齢化社会の歪み、不安定な雇用と人材不足によって後継者が育たない。


分からないという状況ではスキルは身につきませんし、逆に企業の中でスキルを伝えていく仕組が機能しない。日本人が唯一勝てるのが人材なんです。しかも、日本の場合の技術の人材力というのは、一人のビルゲイツが世界的な企業を作り上げていくという技術力ではないんですよね。均質性のある技術であり、質の高いレベルで働く人達がたくさんいるからこそメイドインジャパンはどの分野のどういう製品をとっても品質については安心感があるという世界ですからね。

鳥澤会長 その方達が年をとっても、その技術を次世代に引き継げない。

枝野先生 そう!そういう構造を作ってしまってるんですね。これはひっくり返さないといけない。個別企業にとっても日本経済にとっても、安い労働力をどう確保するかという事ではなく、技術を引き継いで、一部としてではなく全体として継承し発展させていくという構造をつくらないと大変な事になりますよ。

鳥澤会長 これに対する〝策〟は、ありますかね?各方面で規制緩和が進み、さまざまな学校がどんどん増えてしまって、質そのものが低下しているという悪循環に陥っているようにも思います。それは現実的に我々の世界にも起こっているんですよ。

枝野先生 そうですね。やはりそういう弊害は目立っていますね。それは、医療・介護の世界でも言えます。医療も介護も民間でやっている以上、一定の競争原理は必要な話なのですが、競争原理だけでやってしまっては、仕事が大変で収入が低いところだと人が行かなくなるのは決まっているんです。そういうところであればあるほど、よほどの報酬を払わなければ人が集まるはずがない。にも関わらず、競争原理でやってしまい、医者全体の数が足りなくなる等いろんな問題が生じる。少なくとも産科、小児科、外科、麻酔科が足りない。偏りがあるわけです。それは自由化にすればそうなるに決まっていて、歪みが生じ質が低下する。今まで正しいと思っていた事が間違っているのかもしれないという疑問からまず入らないといけない。

鳥澤会長 それを意識している議員さんはどれくらいいるんでしょうか?

枝野先生 危機感を持っている人達は結構居るとは思います。ですが最近気がついたのは国会に居ると世間が物凄く狭くなっていく。例えば、医療関係の問題についてまず初めに話を聞く相手は厚生省になり、各医師会の幹部になってきます。しかし医師会の幹部が医療の現場の全体を把握し、その最大公約数を出しているのか?それは全然違うわけです。それは我々の近いところの労働組合がそうです。その幹部が全体を把握しているかというとそうではない。これは経済界も同様なんですね。

鳥澤会長 なんか抽象的な部分で動いているような気がしますよね。
枝野先生 そうなんです。ところが大きなものを背負っている人達から話を聞くだけにそれが全てだと勘違いしてしまう。逆にそれ以外の話が入ってきにくい。相当意識して、いろんなものを背負っていない現場の個人、あるいは個の企業、個の学校。それはいろんな状況、意識があるんだという当たり前のことを意識していないとならないという事なんです。

東洋医学と西洋医学の融合

後手後手に回る行政、鍵となるのは診療報酬制度。
今まで踏み込めなかった領域にメスは入るのか?


鳥澤会長 聞き込みが足りなくなるんですね。例えば癌にしても認知症の問題にしても、我々はそれがよくなる可能性についての情報や経験も持っているんですが、医師法により、我々には一般の人々に伝える事が出来ないわけです。お医者さんこそ、我々の情報や経験を吸収して、一般公開して欲しいと思うんですよね。3時間待って3分の治療も、ここから変わりますよ。一種、矛盾を感じたりもしています。

枝野先生 やはりその最大の責任は政治というか行政にあると思います。診療報酬制度で、小さな医院はともかく、病院を経営しようと思ったら、それなりの患者さんをたくさん抱えて利益をあげないと成り立たない仕組み。医師としてのプロである事と病院経営の能力は別次元の話で、もっと整理していかないとダメですよね。〝ものづくり〟のメーカーにとっては、経営者としての能力の高い社長とその会社を支えている技術者のトップとは同格。それどころか、技術者の方が上の方が良い。ある年齢以上になると更に頑張るには経営者にならないといけないという歪みがあります。この社会風潮は変えていかないといけない。

鳥澤会長 物凄い負担がかかってくる。両方をやるとなると難しい。やはり素晴らしい事務長を置いて、経営をやってもらう。両輪でやっていかないと難しい。医者は一生懸命病気に関する研究をして、それを事務長が支える。

枝野先生 そう!もう一つカイロ絡みでいうと、医療みたいに病気を治すとか健康を維持していくという世界では、答えは一つではないと思うんですよ。治し方というか、どうしたら良くなるか?ところが、今の診療報酬制度をベースにすると基本的には答えが一つ。この病気にはこの治療をしないといけないとか。東洋医学的なところで治療を進めた方が、実は実際に早い効果が現れる事もある。

鳥澤会長 お医者さんも分かっている人は多いと思いますけど。私が思うには、やはり東洋医学と西洋医学が合体したら良いものが出来上がる!

枝野先生 はい。政治家の社会でも、従来の西洋医学以外の分野のところの医療についても充実していこうというチームが結構出来ていたりするんですよ。癌治療に東洋医学でいう漢方が良く、実際に体験者の声を広めよう!という芽は出てきたりしていますよね。ただ、どうしても診療報酬制度とか行政は後手後手で、その世界の進歩に我々がついていけるように、遅れて邪魔する事が無いようにしないといけないと思います。
鳥澤会長 ぜひ、お願い致します。官僚の天下りの問題を、年金問題や高齢者医療問題とか消費税の問題の前に、目処をつけてくれないと国民としては困るのではないでしょうか。

枝野先生 私は、官僚が悪いとは思わないです。それを許してきたというか、それにのっかってきた政治の責任が大きいと思います。天下りを禁止するか、せめて天下りを受け入れている会社は国と関わりを持ってはいけないことにします。例えば、建設業者だったら、国の公共事業は受けられない。あるいは、財団であっても天下りの人達がいるなら、国からの補助は出さない。本当にその役所のOBの人材とし評価して欲しいのであれば、その代わり国から金をもらうことは一切なしとか。

鳥澤会長 その案は通りますかね?

枝野先生 まさに政権を変える意味はそこにあると思っています。何故、この手の行政改革を上手く出来ないかというと、内閣がやっているからなんです。その内閣を支えているのは官僚のシステムなんですね。官僚のみなさんに案を作らせて、閣議で決定する前に事務次官会議があって、各事務次官が、うん、と言わないと、法律案が作れないんですよ。だから、簡単な話、こういう行政改革がらみ、公務員制度がらみの話には内閣は絡まずに議員でやればいいじゃないかと。例えば、自民党は行政改革担当大臣や、公務員制度担当大臣を作っていますが、そこでやるのではなく、自民党の行政改革本部で法案を役人の手を借りずに作って、自民党として、党の決定を国会に出せばよいじゃないかと思うんですね。

鳥澤会長 民主党が政権をとると、可能になるのでしょか?

枝野先生 議員立法で全部やってしまえ!というのは、必ずしも党の決定にはなっていませんが、そういう意識はものすごくありますし、議員立法を実際に作ってきた経験もあります。だから、政権が変われば、議員立法を使うかどうかは別として、かなりの部分で実現が可能だと思われます。といいますか、変わった直後しかチャンスはないです。民主党政権をつくってから5年後にやりましょうと言っても無理です。

鳥澤会長 では、党首選の呼び声がテレビで流れていますが、枝野さんが次期党首になったらこの辺のところも・・・。

枝野先生 私どもが議員立法で役人に意見を聞かずにもっと進めてしまおうと明確に打ち出せば、本当に出来るのか否か明確です。やってしまおうと思えば、国会で過半数を取ればいいわけで、首相でなくても良いんですよ。国会で過半数を持っている政党で決定して国会にだしていけばいいのですから。
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日本を揺るがす道徳問題の解決策

クレーマー、モンスターペアレンツ、
当事者意識を持たせるために、小さな単位で分権をしていく。


鳥澤会長 なるほど。いま、いろいろ問題がある中で、日本のこれからの社会がどうなっていくのか非常に不安があるのですが。いろんな凄惨な事件、親が子を殺し、子が親を殺すとか夫婦が殺しあったり学級崩壊が起こったり、これからの道徳教育的なものがこれからどうなっていくのか?我々が社会生活を営む上で、最も基本的なこの問題がこれからどうなっていくのかですが…。

枝野先生 実は、政治は国民の道徳をどうこうすることは出来ません。政治家自身が道徳を問われる時代ですから。ですけれども、仕組みの中でそれを良くしていく方に誘導することは出来ると思います。それは分権だと思っているんですよ。分権ということは、皆が参加意識を持つということと同時に責任を共有するということ。責任を共有して、なお且つ社会の中で一定の存在価値を認めてもらうんだということなんです。これがいま欠けているんだと思うんです。当事者意識がない、参加意識がない。そして存在を認めてもらってないと皆が思っている。なぜかといったら、1億3千万人の世界の中では、存在感を示しようがないんですよね。例えば、まさに親として学校に対する不満を解消するために当事者にしてしまう。最近、クレーマー、モンスターペアレンツが問題となっていますが、なぜそうなっているか?というと学校が文句をつける対象だからです。そうでなくて、あなたも学校の一当事者ということにすれば文句のつける側ではなく文句をつけられる側になるんです。分権をして小さな単位で社会が動いているとか、小さな単位でものが決まるんだ、そしてそこに当事者として参加するんだということになれば、いまの3つを相当クリアすることが出来ます。

鳥澤会長 私が聞くところによると、日本はボランティアの数が非常に少ない、ほかの国に比べて。というふうに考えてみると、もしかすると、日本人は損得で動く部分があるのかなと。そのコミュニティの中に参加すると、どこに得があるのかという。そこら辺を、教えていく必要があるのではないかと思うのですが、どうでしょう?

枝野先生 私は、日本人が損得勘定で動く傾向の強い民族だとはあまり思わないです。どちらかというと、そこが弱すぎると。特に国際社会にいったときに、もうちょっと外国は損得の世界なんだと思うんです。本来は、地域ごとに村落共同体みたいな、地域社会コミュニティが存在していたのですが、これが急速に崩壊したんですよね。戦後六十年間に急速に崩壊した結果、社会参加の窓口がなくなっていると思うんです。
鳥澤会長 確かに崩壊していますね。

枝野先生 昔なら、否応なく、隣近所ご町内で、お葬式、冠婚葬祭だとかは助け合っていたし、お祭りだなんだかんだ全部、地域の人が参加して、参加しなければ、許されないみたいな世界で、そこに参加することが、いわゆる、ある意味でボランティア活動で、お互いが支えあっていたのですが、それが崩壊してしまった。崩壊したのには、一定の理由があったんですね。なぜかというと、封建的な社会で、なんか昔ながらの力のある人が偉そうに仕切っていて、民主的ではないコミュニティで、付き合いきれない、みたいになったのですが、それはそれである程度終わっているわけですから。

鳥澤会長 新たなコミュニティーですね。

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団 塊の世代が鍵をにぎる。
地域の小さいコミュニティーが
これからの日本の最大単位。


枝野先生 もう一回、地域のコミュニティを作り直して、参加する場を作ってあげないと駄目なんです。例えば、いま夏祭りの季節で、我々も色んな夏祭りに行くわけなんですけれども、新しい、例えば団地だとかマンションとかの町内会の夏祭りって意外と賑やかなんです。

鳥澤会長 音頭をとる人がいるんです。

枝野先生 こういう言い方が良いか分からないのですが、団塊の世代の人達は学生時代に自分達で音頭をとって、あれだけの組織化をして、ものごとを進めていったんですね。そんな団塊の世代が、会社勤めもリタイアして地域に戻ってきたりしているわけで、いくらでもそのノウハウとか経験とかを地域のコミュニティ作りに活かせる。

鳥澤会長 可能性はありますよね。

枝野先生 そう、可能なんです。

鳥澤会長 団塊の世代が活躍する場が出てくるんですね。

枝野先生 あの人達は、学生組織をつくって盛り上げて、運動した経験があるんです。そうすると、面白い事が起こってくるし、それに単に、お祭りだけじゃなくて、そこに地域のいろんな意思決定を委ねていけば良いんです。そこにみんなで集まって、これだけの税金があるけど、どうしようか?学校の補修に使おうか?道路の整備に使おうか?それは、地域で決めてくださいよ、ということをすれば、意見のある人達は参加せざるを得ない。参加すれば、その使い方について、みんなお互いに監視せざるを得ない、ということだと思っています。そういうことによって、いわゆる道徳とか、その犯罪の問題がなす背景、状況を変えていくしかないのかなと思います。
鳥澤会長 つながりが大事なんですよ。

枝野先生 この国は、なにしろ六十年間で急成長してきて、その貯えは、もの凄い財産になっている。今でも世界で有数の豊かな国であることは間違いないわけなんです。これまで政治はいろいろ失敗してきたし、間違ってもきたけれども、それでもその貯えは、維持されているんですよ。少し、政治が立ち直れば、もの凄く良い国なんですよ。高齢化社会というのは、みんなが長生き出来る国なんですよ。それから、子供の数が減っているのも、生まれた子供が、ちゃんと大人になれるという安心感を持っているから少子化って進んでいるんですよ。物凄く、良い国でありながら、ひとりひとりが実感を持てていない、そこに歪み(ひずみ)があるだけで、歪みさえ少し正せば。

鳥澤会長 良い国だってことを知らない!感じられない!

日本に生まれてよかったと、
自信を持って思える国を作りたい。


枝野先生 感じられないくらい、政治と行政に歪みがあるんだと思います。ちょっとボタンを掛け替えるだけで、物凄く良い国だって実感を持てるベースは間違いなく揃っている。但し、その歪みは、相当に思い切って正さないといけない。思い切って歪みを正せばもの凄く良い国なんだって自信を持てる状況になるし、自信をもってやっていけば、十年後十五年後に、不満はある程度あるだろうけれど、日本に産まれて良かったよねと思える状況になる。

鳥澤会長 そうですよね。日本に生まれて良かったという実感が持てれば、日本の社会を自然に変えていく大きな原動力になりますね。

枝野先生 いまでもそうでしょうけれど、それが実感できる状況をつくるのは難しくはないと思います。

鳥澤会長 ぜひ、枝野先生には、頑張って頂いて、次期党首を目指して頂きたいと思います。最後に、ご自身の健康法についてお伺いしたいのですが、どうなんでしょうか?

枝野先生 正直言ってですね・・・。

鳥澤会長 東洋整体術に来ていただければ一番、良いのですが。

枝野先生 私四十四歳なんです。議員年齢では、年齢的にまだ相変わらず、若いほうで、正直言って、若さでいまのところ、もっているんですね。まあ「そろそろ考えないとね。」とは周りからも言われていますが。

鳥澤会長 何をやったら良いと思いますか?健康法として。

枝野先生 まずは、歩くこと。そこから始めて。ただ、やはりそろそろカイロでいろいろやっていただいたりということをやらないと、肩こりも相当に実感するようになっています。

鳥澤会長 もう、ぜひ、その辺はお任せ下さい。整体術とかカイロとかいうのは、身体を柔軟にするというか、柔捻させてから柔らかくする、そうすると、運動したのと同じような結果になるんです。運動するっていうのは関節を柔軟にする。そして、筋肉を柔らかくする。運動の定義っていうのは、そこに私は、本質があるんじゃないかと、そんなふうに思っているものですから。健康を守るのも仕事の一つですから。いろいろ勝手言って、申し訳ありません。

枝野先生 いえいえ、ありがとうございました。

鳥澤会長 ありがとうございました。

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( 平成二十年 七月 三十日 対談 衆議院議員会館にて )

対談者 深野歯科 高田馬場診療所 深野 博志 氏

移り変わる患者さんの
需要に合わせた最新治療


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深野歯科 高田馬場診療所では
E・B・M・(Evidence-based medicine)
根拠に基づいた医療を行います。


第2回目の対談は、整体とも関連の深い「噛み合わせ」と、
代替医療との連携について伺うべく、
歯科医師、深野先生と対談。


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深野歯科 高田馬場診療所
3つのポリシー

●セカンドオピニオン
診断、治療方法などに関して他の医師/歯科医師の意見を求めることを推奨いたします。
またそれに関してエックス線写真などの資料の貸出しをいたします。そして患者さんが他の医療機関で治療を希望するときはそれを妨げることはしません。

●インフォームドコンセント
治療方法を患者さんに説明し、患者さんが理解し、納得した上で選択した治療方法を行います 。

●コンピューター
患者さんが、情報を得るための援助になるよう、待合室にインターネット接続されたコンピューターを設置しています。

深野歯科高田馬場診療所HP

鳥澤会長 整体・カイロの業界で、噛み合わせが悪いことで、肩こりや腰痛が出ることがありますので、この辺の話を中心にお伺いしたいと思います。また、これと兼ねまして、深野先生の患者様の傾向はどの様になっていますか?

時代の変化とともに、移り変わってきた患者さんの需要。より美しく、より快適に。

深野先生 昔は、歯科というと「虫歯」と言う事になりますよね。しかし、虫歯の割合は少なくなってます。昔は銀歯を詰める方法をとっている所が多かったと思うのですが、現代では、なるべく自然体でいたいという、審美的要求が非常に強くなっていますね。

鳥澤会長 昔は、前歯も金銀の歯が入っていたりしましたからね。

深野先生 ええ、そうですね。現代は奥の歯でも白い歯にしたい、歯の痛みということではなくて、黄ばんだ歯を綺麗にしたいという需要が増えてきましたね。

鳥澤会長 なるほど!従来とは違った需要が生まれてきたんですね。

深野先生 そうですね。あと、「顎がガクガクする」、「顎関節症ではないか?」ということでいらっしゃいますね。

鳥澤会長 ということは、歯の噛み合わせが悪いことから、こちらへ来られるという状況なんでしょうか?

深野先生 ただ、顎関節症は、噛み合わせだけで起こる症状かというとそうでもない。だから、そういう意味では、歯並びが悪いからという理由ではなく、日常生活での姿勢とか、生活習慣が良くないから、その結果として歯並びが悪くなっている傾向の方が実は多いんじゃないかという話も最近は出てきています。例えば、頬杖をついている、ということを1年単位で続けてしまうと、かなりの確率で症状が表れると思われます。

代替医療の可能性、現状の問題点

患者さんにとってメリットを考えた場合、
身体の繋がりを考えた連携がこれからは必要です。


鳥澤会長 そういう方の症状の表れ方としては、どういったものがありますか?悪い症状としては?

深野先生 1番ポピュラーなものとしては、顎の音が気になるもの。そして「クローズドロック」ですね。ある朝起きたら、顎が痛くて開かない。酷い人は、1センチくらいしか、痛くて開けられない状態になります。頻度としては20代、30代の女性が多いです。

鳥澤会長 どういったことが原因だと思われますか?

深野先生 私の見立てですが、ハイヒールとかを無理して履いてしまう様な事が関係しているのかもしれませんよね。

鳥澤会長 深野先生からみて、整体やカイロプラクティックと歯科医院との連携についてはどのように思われますか?

深野先生 結局現在の医療システムというのは、内科・外科・耳鼻科などと分かれていますが、実際には、身体というものは繋がっているわけですから、「畑が違う」ということはないと思うんですよ。だから、歯が悪いが故に肩が凝るという問題もあるでしょうし、逆に肩こりなどの症状があるから、顎がずれてしまうような事もあると思うんです。それは、お互い絡み合っていますから、その点で連携をとることが出来れば、患者様にとってもメリットになると思います

鳥澤会長 そういう時代になってきてる!「美」という事で考えると、エステと美容外科、整体やカイロとエステが組み始めましたよね。‟「美と健康」は表裏一体ですから。

深野先生 だから、そういう審美的に、見た目にも健康にしたいということに繋がってくるんだと思いますね。そういう訳で、整体やカイロで悪い習慣を改善させられると思うんです。そして、歯を含めた健康管理に結びついていく。そして、健康状態が良くなってくれば、唾液もよく出るようになり、口内の殺菌力が増して、虫歯も防げるんですよ。

鳥澤会長 なるほど。最後になりますが、先生ご自身の健康法について何かありましたらお願いします。

無理をしない事が健康法。
運動するのも、食事をするのも
バランスが基本です。


深野先生 思っているのは、あまり無理な事をしないということです。運動にしても食事にしても偏らないようにするといいと思います。

鳥澤会長 無理をしないで運動も食事もバランス良くですね。好きな物ばかり食べていては全然だめですよね。深野先生にも、整体やカイロを受けていただければと思います。ぜひとも機会があれば。

深野先生 ありがとうございます。

鳥澤会長 こちらこそ、今日はどうもありがとうございました。

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( 平成二十年十月 十八日 対談
     高田馬場 深野歯科にて )

対談者 長岡クリニック 院長 長岡 信吉

西洋医学だけに頼らず、
漢方薬の処方や鍼灸治療も
取り入れた、東洋医学にも
精通するクリニック


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第3回目の対談は、当学院とも提携して頂いている、北区王子で開院されて
11年、長岡クリニックの長岡信吉院長です。東洋医学にも深い理解と志を
持って、患者様の健康に真摯に取り組まれていらっしゃる先生です。


鳥澤会長 長岡先生が、医学を志された思いや熱意など、お聞かせ願いますか?

長岡院長 小学校低学年の頃、扁桃腺でよく熱を出していたんですよね。その頃は、扁桃腺は治療の一環で切りました。それからモリモリと食が進むようになって、その時に「医者って、優しくて、温っかいな」と思っていたのはよく記憶しています。それがきっかけだと思います。

鳥澤会長 私も高校に入った時くらいに、お医者さんになりたいと思って、その中でも、精神科医になりたいと考えていたことがあります。そして勉強を重ねながら、現在に至るまで、カイロプラクティックをしてきて、東洋医学を取り入れるようになってきました。そうそう、先生が東洋医学に興味を抱くようになったのは何かきっかけがありますか?

長岡院長 たとえば、手術などをしても、術後にどうも気分が悪い。気分が落ち着かないということがあり、そういうときに西洋医学ですと5種類も6種類も薬を飲んでいたりしますが、漢方薬だと1種類、で済んだりします。

鳥澤会長 なるほど。

長岡院長 東洋医学が注目された時、そうですね、腸閉塞の予防で注目され始めて、相当数の病院では東洋医学(漢方)を用いるようになってきています。東洋医学にエビデンス(証明)がつかないと嫌う先生もいるんですが、科学的にも証明されているものもあり、それから漢方薬が注目される様になってきました。外科と漢方薬とは、相反するものと捉えがちなんですが、実はどっかで融合できるものなんじゃないかな?と思うんです。それで、漢方というか東洋医学の道に入って来ました。

鳥澤会長 なるほど。ありがとうございます。東洋医学といいますと、我々とも共通するものですから。我々も東洋医学について知識を持って、あるいは持とうと努力をしています。先生は東洋医学の未病についてはどのようにお考えでしょうか?

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漢方医学の「未病」という概念。
未病は病気になりつつある状態。
体のサインを見逃さないように。


長岡院長 もう、まさに未病が浸透すればいいと思います。病気になる前に、例えばメタボリックなんかもそうですけれども、そうなる前に、なんとかしていくというのは、まさにその通りですよね。

鳥澤会長 そうですよね。そのメタボリックシンドロームなんですけれど、これについてはどのように捉えていらっしゃいますか?

長岡院長 そうですね。やはり大事なのは普段の食生活ですね。なんでも偏り過ぎはよくない。

鳥澤会長 なるほど。それで長岡先生が、自然治癒力で身体を治すという観点からみて、生活習慣病の方の予防方法があったら何かお願いできますか?

長岡院長 そうですね。そうはいっても、やはり薬が手元にありますが、出来るだけ薬を使用しないようにしています。あとは手洗いやウガイをしていますよね。それと漢方で免疫力をつけていますね。

鳥澤会長 なるほど。また現代の高齢化社会に根差した医療なんですけれども、どう思われますか?

長岡院長 地域に根ざしたといいますか、その前に、高齢者に対する保険についてですね。

鳥澤会長 現代医療が抱えている問題はまさにそこですよね。

長岡院長 そうですね。負担が大きいですから。それと高齢化社会ですと、どうしても政治の話にもなってしまいます。

鳥澤会長 これから50歳以上の方が70%以上になるんですよね。

長岡院長 そういう意味で、先ほど仰っておられましたが、未病というものが効いてくるんじゃないかな?って思うんですよ。要するに、元気であまり薬も必要としなければ、経済的でもあるし、長生きできる。

鳥澤会長 長岡先生が病気の早期発見、早期医療を目指す上で、心がけるべき日常生活の注意点は?

長岡院長 早期発見といいますと、健康診断を少なくとも年に1回は、全身くまなくすることが必要ですよね。

鳥澤会長 気楽に来られる様な主治医と親しくしておくってことが大事ですね。

長岡院長 そうですね。そういう所と連携して、やはり早期発見には早期健康診断かと思います。

鳥澤会長 長岡先生がですね、将来に抱いている医療の目標といいますか、希望だとか、こうなったらいいな、みたいなものがありましたら、教えて頂けないでしょうか?我々はたまに中国に行くわけなんですが、中国では、東洋医学と西洋医学が結合した『 中西結合病院 』というものが多いのですが、日本もそうなってくれたら私は一番いいなと。

政治にまつわる医療問題。
地域格差や医師不足。
政府の対策対応とその現状。


長岡院長 それはもう、おっしゃる通りだと思います。非常に大きなビジョンですのでどうお答えしていいか。やはり目標は個人的なことで言わせていただきますと、家族が無事に寿命を全うすること。それが目標です。

鳥澤会長 これもまた一人一人の意識が必要なんでしょうね。

長岡院長 そうですね。いま問題の産科医療、小児科医療じゃないですけど、小さい子から先に死なれたら親御さんは悲惨だと思いますね。

鳥澤会長 先生からみるとどの辺が一番問題になるんでしょうかね?

長岡院長 一番問題なのは、医療費の削減。それといつからか始まった研修医制度です。でもこれはもう少し経てば、苦労が実って芽が出てくるとは思うのですが、それによって、地域によって医師の隔たり、格差が大きくなってしまいました。

鳥澤会長 研修医制度について、もう少し詳しく教えていただけますか?

長岡院長 以前は、国家資格を通ってからは、外科なり耳鼻科なり婦人科なり、好きなところへ行けました。しかし、それですとやはり医療事故や色んなことが起こる。そんなことの積み重ねがありましたので、厚生労働省は、2年はがっちり大学病院の内科や外科で生徒を勉強させて、それが終わってから好きな道に行けるようにしてきました。

鳥澤会長 田舎にお医者さんが少ないのは、どういうことですか?

長岡院長 そこにも波及することなんですが、要するに大学での下働きに、研修医が取られていなくなるわけなんです。卒業してすぐ各病院に入ってくるわけではないのですね。地方の病院などは特にその間、手薄になって新人が入らなくなってしまうんです。ただ、その研修医制度をとって3~4年くらい経つでしょうか。ですから、解消しつつある問題でもあります。

鳥澤会長 しかし、自由に担当する科を選択できることは当然ですが、やはり小児科や、産婦人科などは24時間体制をとっていたり、訴訟やクレームの多い科は敬遠されがちになってしまいますね。

長岡院長 そうですね。あるいは子供ですと、薬の量が少なくなるので、当然病院としての採算性は、あまり良くない。その割に、小児1人に対して看護師が2~3人は必要になってきたりもします。

鳥澤会長 しかし、自由に担当する科を選択できることは当然ですが、やはり小児科や、産婦人科などは24時間体制をとっていたり、訴訟やクレームの多い科は敬遠されがちになってしまいますね。

長岡院長 そうですね。あるいは子供ですと、薬の量が少なくなるので、当然病院としての採算性は、あまり良くない。その割に、小児1人に対して看護師が2~3人は必要になってきたりもします。

鳥澤会長 そうですよね。いろんな問題を抱えるようになるんですよね。そこでですね、長岡先生にお聞きしたいところでもあるのですが、我々のしている整体術の役割を長岡先生は、どのように捉えていらっしゃいますか?

長岡院長 近所のそういうところへ予約したりとかはあります。実際に30分揉んでもらうだけで気持ちがいいものなんだなと思います。しっかり中医学などを勉強されている先生方がいて、非常に患者さんからも信頼されているようです。どこへいっても治らなかった方々が、整体を受けて良くなっているということもありますよね。昔でいう、手当というものにあたるんでしょうね。毎日とかは行けないですが。

鳥澤会長 それは、もちろんそうです。毎日受けることが大事なのではなく、手当てというものが、やはり我々の行っているもので、人間の身体にも安全な健康方法ともいえます。最後なんですが、長岡先生自身が工夫されている健康法などありましたら、教えていただけますか?

ご自身の健康法は間食をしないことと、水分をきとんと『水』で摂取すること。

長岡院長 健康法というは、確立はしていないのですが、あまり間食をしないようにしております。それと、冬でも水分を摂取すようにしています。

鳥澤会長 体内の循環をよくしていくということでしょうか?

長岡院長 身体の水分の70%は水で出来ていますからね。夏はもちろん、冬であっても水分を摂取して、身体の老廃物を外に出すということを心がけております。うちの職員には我慢させないで、水分の摂取などの工夫をしてもらっています。膀胱を鍛えるという意味もあって、水分をしっかり摂取した方がいい場合もあります。お茶とかではなく、水で摂取してほしいなと思いますね。カフェイン飲料であるお茶やコーヒーではなく、水を飲んでほしいです。

鳥澤会長 なるほど。水分摂取として、お茶を摂取しがちでもありますが、やはり水が大事!いい事を聞かせていただきました。ありがとうございました。

長岡院長 ありがとうございました。

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院( 平成二十一年 一月 二十六日 対談    北区王子 長岡クリニックにて

対談者 故)コーセー相談役取締役 小林禮次郎 氏

美しい知恵、人へ、地球へ

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KOSEは、美の創造企業として人々のために、
そして大切な地球のために、美しい知恵を出し
合い役立てています。


コーセーは地球環境保全のための取り組みはもとより、社員ひとりひとりへの遵法精神
を浸透させることや、地域社会とのよりよい関係の確立、社会貢献活動、文化支援活動
なども品質の一部だと考えています。特に環境問題に対する取り組みは重要な経営課題
のひとつとしてとらえています。


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鳥澤会長 本日はよろしくお願いします。以前からずっとお伺いしたいと思っていたことなのですが、当学院も王子にあるのですが、株式会社コーセーも王子なんですね?うちの学院の近くにコーセーの研修所もありますよね。販売員の方もよく見かけます。

KOSEは東京都北区が発祥
の地。現在も研修所から研究所、
美容学校まですべて王子です


小林相談役 そうです。うちの施設は現在でもほとんど王子なんです。研究所もつい最近出来た教育センターも美容の学校も全て王子にあるんですよ。何故王子なのかというと、創業したのが昭和二十一年。私の父親が創業したのですが、当時戦後すぐで物が無い時代ですから、物を作れば売れた時代だったんです。
王子で始めたきっかけは、旭電化という会社があるのですが、化粧品にとって大事なグリセリンやステアリン酸を作っていたんです。そこのある人と、父親が戦前から仕事で顔見知りでした。化粧品の原料をまわしてくれるという話になって旭電化に近い王子で創業することになったんです。

鳥澤会長 そうなんですか。

小林相談役 いちばん最初が北区志茂町で、その次が北区豊島。そして栄町で、それから美容学校のある堀船に移りました。ずっと王子でしたが、昭和四十年に日本橋に本社を移しました。

鳥澤会長 そうだったんですね。ところで〝コーセー〟という社名の由来を伺ってもよろしいですか?

小林相談役 これはあまり話したくないんですが、私の父親が起業するっていうんで、私と父親で候補を出し合いました。いろんなものを調べながら、良い名前を考えていたんですが、全部商標登録されていたんですね。それで最後に通った名前が 〝コーセー〟 だったんです。名前の由来は父親が孝三郎っていうんです。

鳥澤会長 親孝行の?

小林相談役 そう!親孝行の「孝」の字です。また父親が誠実という言葉が好きだったんです。それで「誠」の字をとって「孝誠」でコーセーとなったんです。

鳥澤会長 これは、意味が深いですね!

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コーセーの社訓 「正しきことに従う心」

企業ブランドにとって大切なものは「誠実さ」。
創業者の「思い」が、今も企業理念として生きる。


鳥澤会長歴史を感じる名前ですね。

小林相談役 それがですね「孝誠」だと化粧品のイメージが湧かないと言う人もいます。それで、コーセーの名前の意義を考えることにしました。化粧品のコスメティックスは英語やフランス語では 〝C0S〟で始まりますが、語源となったギリシャ語の〝コスメチコス〟はKOSMETIKOSと書きます。

鳥澤会長 なるほど。

小林相談役 このギリシャ語の〝K0S〟をとって 〝K0SE〟 にしたんです。私のアイディアで。

鳥澤会長 ピッタリの由来があったものですね。付けるべくして付けられた名前だったのかもしれませんね!

小林相談役 一般的には、コーセーの名前の由来は何ですか?と聞かれたら、後者の説明をしています。今日は特別にこのお話をしました。ところが、ルイヴィトンの日本人の社長さんが、ブランドにとって大事なものは「誠実さ」だと書いてありました。確かにそうですよね。

鳥澤会長 魂を感じるのは、「孝誠」の方ですかね。

小林相談役 コーセーのブランドっていうのは〝誠実さ〟が原点です。そのことが非常に評価されてきたんですね。

鳥澤会長 なるほど。仰るとおりだと思います。次に経営に関してなんですが、我々整体術の仕事は「痛みから解放されたい」という人間の本能により、「体が楽になること」を求められる仕事です。御社が扱われる化粧品も「美しく若くありたい」と願う視点で考えると、我々の仕事同様、人間の本能に根ざした仕事と思われますが、これまでの経営で一番に辛かったことは何ですか?

小林相談役 私はコーセーでは、外国との提携を始めとして困難な仕事ばかりに携わってきました。どれが一番辛かったとはいえません。しかし、我々の世代で一番に辛かったっていうのは、やはり家族との死に別れたことになってしまいますね。昔はみんなそうだったんですよ。

鳥澤会長 仕事とは比較にならない辛い思いをされたんですね。では、コーセーが今日に至るまでに成功されてきた、経営ノウハウについて何か教えていただけないでしょうか?

小林相談役 やはりさっき言った 〝誠実さ〟 ですよね。私の父親が最後に作った良い言葉があるんですが、「正しきことに従う心」っていうのがあって、社訓にしているんですよ。

鳥澤会長 いや、そうですよね!当たり前のことが当たり前に出来ていないことが多い時代ですから、今こそ求められる大事な言葉だと思います。次にですが、コーセーとして考える地球環境問題についてお話を聞かせてください。

逸早く取り組んできた障害者
の雇用。これも、先代社長から
受け継いだ「孝誠」の精神。


小林相談役 十九年前に作ったコーセーの標語ですが、「美しい知恵 人へ地球へ」というものがあります。現在の時代に非常によくあっていますよね。他社で
も似たような標語を掲げているところもありますが。

鳥澤会長〝美〟 を大切にしている御社らしい、良い標語ですね。

小林相談役 人の表情も美しくするけれども、地球も美しくするという意味です。取り組みとしては当時の趨勢よりも、ちょっと早かったかな?現在、最も自慢できるものは、障害者の雇用なんです。従業員のほとんどが身障者という会社「アドバンス」という子会社を二十年位前に作っています。もちろん、健常者も働いていますが。

鳥澤会長 ほう、それはご家族の方々も喜んだでしょうね!

小林相談役 そうですね。たくさん感謝をしていただきましたよ。こちらとしても嬉しい。先ほどの「孝誠」っていう精神が残っているんです。

鳥澤会長 「正しきことに従う心」素晴らしいですね。最後に、今後の動きなどに関して少しお話を聞かせていただけないでしょうか?

小林相談役 そうですね。うちは商品の開発力に特徴のある会社ですが、今後は国際的な動きを持ちたい。なかなかアメリカやヨーロッパへの進出は難しいのですが、ロシアやインドなど新しい地域も含めて積極的に取り組んでいきたい。商品開発の技術もパッケージデザインも国際レベルです。コーセーが開発した化粧品も多い。ですから、これからも取り組んでいきたいところです。

鳥澤会長 ぜひ頑張ってください。そのためにも、小林相談役も当療術センターに入会されているわけですし、月に二回くらいは来院されて療術を受けられると良いんですけれど。これは、先代の命題だと思って!長生きの秘訣にはやはり、深層筋を調整していくことが大事なんですよ。つまり、骨を守っている筋肉を柔軟にしておくことが大事なんです。

小林相談役 なるほど!

鳥澤会長 筋肉を柔軟にしておかないと、良いものを食べても栄養が充分に行きわたらなくなってしまいます。深層筋をしっかりと運動させていく療法は日本、いや、世界のどこを探しても、うちにしかない技術ですから。今後、相談役がヨーロッパに行かれる時には取材というかたちでついていきましょうか?

小林相談役 私も王子のメンバーですからね。

鳥澤会長 はい。今日はいろいろお話を聞かせていただきまして、ありがとうございました。

小林相談役 いえいえ、こちらこそ、ありがとうございました。

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( 平成二十一年 四月 二十七日 対談 日本橋コーセー本社にて )
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プロフィール

鳥澤 悟道

Author:鳥澤 悟道
株式会社リヴァイヴ
代表取締役 鳥澤 哲男

●東洋カイロプラクティック
 専門学院 学院長
●東洋カイロプラクティック
 直営療術センター 総院長
●東洋カイロプラクティック師
 協会 会長
●予防医学推進 悟道会 会長
●健康アナリスト
●上海中医薬大学気功研究所
 修了
●臨床催眠療法師

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